#2です。なっとくしてないのかな。じゃもっと詳しく説明しますね。
交流トランジスター増幅器の電流増幅度は、交流ベース電流ib とするとコレクター交流電流はic=βib だよね。(交流のときはβの変わりに周波数特性を考慮したHfeの表示ををつかいますよ。)ベース入力信号電圧をei とするとベース電流ibは、ib=ei/(1+β)re (reはエミッター抵抗ですよ。交流的にエミッタ-接地の場合、これは(=(KT/q)/Ie) 26/Ic(Icはミリアンペア単位)オームになるね。Ie≒Ic Ieはエミッタ-の直流電流だよ。)
だから
ib=ei/(1+β)re=ei/(26/Ic)(1+β),
ic=βib≒ei/(26/Ic)=ei(Ic/26),(β/(1+β)≒1 ゆえ)
この式をみて解ることは、交流の出力電流の大きさは,入力信号の大きさ
と直流のコレクター電流に比例しているでしょう。
直流のコレクター電流Icは、直流のベース電流をIbとすると
Ic=βIb ですね。(交流信号の時は、直流の電流利得がβがここで使われるのですね。)
直流の電流利得βとVce(コレクターエミッター間電圧)のカーブを見ると
解るけど、(No.393964 の質問に生データあるね。参考にしてね。)
Vce が下がると直流の電流利得β も下がるんだね。
だから、入力信号をあげていくと動的なVceが下がって、βもさがるので
出力信号電圧が飽和してくるんだね。
そこで、#2の回答になるんだけど、
えらい長い話だね。設計するとすぐわかるんだけどね。
参考になるかな。