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斜面培地について
こんにちは。大学で植物病理学にかかわっている者です。 寒天培地にはいろんな種類の物があり、菌の保存には斜面培地がよいとされていますがなぜでしょうか? 私が調べたところ (1)培地の面積を広く取れる (2)コンタミしにくい とありました。 試験管なので場所をとらずに培地の表面積を多く取れるというのはわかるのですが、斜面にすると試験管の口付近まで培地がきてしまうのになぜコンタミしにくいと言われるのでしょうか? ご回答よろしくお願いします。
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斜面の度合いをどうするかは作成者が加減できます。 シャーレは火炎滅菌が出来ず開封時に落下細菌のコンタミの可能性もありますが、斜面培地の場合はキャップを外すとき、キャップを付けるとき、どちらも火炎滅菌の操作が入ります。 滅菌操作さえしっかり行っていれば、斜面培地でコンタミする可能性は低いと思います。
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- ABAsan
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回答No.2
操作上の問題でしょうね。傾斜させない場合は接種時に壁面につかないように試験管を立てて操作する事になると思いますが、そうすると口が上を向きますので雑菌が落下して混入する可能性が生じます。 傾斜培地にすると試験管を横にしたままで接種などの操作ができますので、上からの雑菌の落下によるコンタミが起こりにくくなると思われます。
質問者
お礼
作業する状態なども考えるとさらに有利ですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
平板培地では確かにできない滅菌ですよね。なるほどと思いました。 ご回答ありがとうございました。