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本来の「年金問題」、国民は忘れたの?
いま、「年金問題」といえば、社保庁の不祥事による 「消えた年金」というか「消した年金」のことをさすようですが、 でも、2,3年前までは、もともと言われていた「年金問題」というのは 今働いている人が将来年金を受給することができるかどうかという 年金そのものの構造的な破綻を「年金問題」と呼んでいたような気がするのですが、その「問題」はどこに消えてしまったんでしょうか? 国民はそれを忘れたんでしょうか。 今問題となっている「消えた年金」が、仮に解決したとしても、 でも、本来の年金問題がそこで改めて国民の意識によみがえってくるのでしょうか?
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多分、マスコミに問題があるんでしょう。 おっしゃるとおり、年金を持続可能な制度に改革することが年金の最大の課題です。消えた年金や社会保険庁の無駄遣いは報道のネタとして使いやすいので、マスコミがはしゃいでいるだけです。 しかし幸いなことに、マスコミが国民の目をそちらにひきつけてくれているおかげで、本来の年金問題が進みつつあります。 2003年の参議院選のときは、民主党が対案として年金の「全額税方式」を打ち出したため、自公が頑なに今の「つぎはぎ保険料方式」の堅持を主張せざるを得ませんでした。残念なことに、年金問題が与野党の政争の具として使われたのです。 しかし2007年の参議院選で、年金問題が「消えた年金問題」にすり替わったため、自公内でもようやく「全額税方式」への転換の議論がされるようになってきました。一部の国民は忘れたかもしれませんが、国会はちゃんと覚えているのです。 もしこの問題にスポットライトが当たっていれば、民主党は「自公が今までの政策の間違いを認めた」なんて言い出しかねません。 年金のように長期にわたって全国民の生活に関わる制度は、政権によってコロコロ制度改正があっては困るのです。政争の具にするのではなく与野党が協力して勧めるべき問題で、「国民の意識」を絡めるとかえってうまくいかないものです。
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- uoza
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「消えた年金」(主に第三者委員会対応)はパンク状態であまり進んでいません。 「浮いた年金」(社会保険事務所対応)は四割弱解消程度です。 akitayamaさんのような冷静な見解もそろそろ出てきてもよいですね。マスコミ(新聞の暮らし生活欄などでは制度解説が始まっているのを別除いて)は取り上げませんが、年金改革はこれまで同様静かに進められていきます。税方式とか社会保険方式とかもチラと議論されています。民主党と与党との政治闘争も国民はカヤの外でしかし国民に影響するところが大きい。日本の国会方式がそもそもこのようなシステムであり、従来の年金改正もこんな政治システムで成立しているわけです。 ただし、ここまで国民が年金制度に関心をもち反応を強くしているわけですから、ようやく民意が濃厚に吸い上げられてくるでしょう(より細かく複雑になる可能性もある。それだけ国民は多様化している)。いずれにせよ、記録問題の次のテーマはどのような年金制度に再構築するかです。十何年来のテーマでしたが、国民のコンセンサスがカタチとならないため、学者等の論文比べに終始していました。
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ご回答ありがとうございます。 日本の国民はもともと権利意識が弱いのか、パブリックなものに信用しやすいタチだったのかもしれませんが、でも、ここんところの年金問題で、国民の見る目が強くなったかもしれません。それは怪我の功名なのかもしれませんね。
- mat983
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絶対に忘れていません。 今日も社会保険庁には2時間待ちの状態と放送されています。 舛添大臣は土日も窓口を開けろと言っているほど、 不明の照合は遅々として進んでいません。 現状は家族、近隣の方など口コミで広まっています。 同時に安倍前総理が選挙カーの上から叫んだ 「最後の1件まで必ず照合します」の言葉は繰り返し報道され、 私たちに刷り込まれています。 政府は逃れる事はできません。
お礼
ありがとうございます。 今、みんなが列を作って並んでいるのは、 自分の年金番号や年金の支払いの履歴の確認などだと思いますが、 これらが全部解決しても、でも、年金は計算上は破綻の方向に向かっているんですよね?たしか。 実は、今の「消した年金」よりも、その構造的破綻のほうが、もう取り返しのつかない大問題だと思うのです。
消えてもいないし忘れてもいないと思います。 誰も年金暮らしだけで老後をやっていけるとは思っていません。 「消えた年金」で国民は問題意識以前にあきれかえっているだけです。 それでも何とか誠意は見せてくれないと納得できませんよね。 それぞれに蓄えを作ったり、保険に入ったり、できる工夫はしていると思います。 けれど蓄えどころか生活さえできない状況の人もたくさんいます。 国民生活全般を改善できない事にはどうしようもない状況ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 忘れていませんか。なんか、マスコミだけではなく、 ふだんの私の周りの井戸端会議でも話題にものぼらないし。 年金だけでやっていけないのかもしれませんが、 でも、日本は北欧並みとまではいかないけれど、 以前はもっと老後の暮らしに不安が今よりももっと少なかったんじゃないかと思います。
- gurukunn
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社保庁の数々の不祥事に対しては本当に腹立たしく感じています 将来年金受給できないので今すぐ収めた年金の返還を要求したい 問題になっている消えた『消した』年金 社保庁のずさんな管理に対して始末をつけている段階 支払った期間が抜け落ちている(例え短い期間でも)だけで年金受給されない ありえない! 何故社保庁の失態を国民がかぶらなければいけないのか 詐欺をした方は悪くない 騙された方が悪い 『返してほしかったら証拠を出せ!』と言っているようなもの 納得出来きますか? 理不尽な! 質問の回答になっていないかもしれませんが消した年金記録を解明するという 基礎から始めているのでしょう 相当時間かかると思いますが。。。 この問題は解決しないと思っています 国民は社会保険庁を告訴できる立場にあると思うのですが。。。
お礼
ご意見ありがとうございます。 私も、この「消した年金」は到底解決しないと思ってます。 最近、思うのですが、国家とか社会制度とか、きわめてパブリックなものが、そうとうズサンなので、 人間って、いいかげんなものだなと最近つくづく思うようになりました。 アメリカのイラクへの侵攻も、間違いというか、完璧に事実誤認で誤ったもので、 そんなものがまかり通っています。 企業の「偽装」にしても、氷山の一角だと思うし、性悪説ではありませんが、 人間というのはほっとくと悪いことをしでかしてしまうものなのだと、最近思ってしまいます。 話が脱線してすみません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃることに同感です。いまの民主党の、国民のためにというよりもかつての社会党のように何でも自民党に反対というやり方に、どうも支持する気持ちが起こりません。 結果がよければいいので、与野党が裏で取引してもいいので、良い方向に進めて欲しいです。