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分詞
現在分詞は「躍動感」のイメージですよね。今、まさにその状態があるというように・・・。では過去分詞はその動作を主語が受けていると言う状態だと考えると「受動態」は説明しやすいのですがではどうして現在完了は過去分詞の状態を所有している(have)で表すのでしょうか?主たるものが能動態の状態であってもhave+過去分詞ですよね。その状態を「所有している」と言う概念なのであればhave+動詞でも良いのでは?過去分詞の「イメージ、概念」を一言で言うと何なのでしょうか?
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- taked4700
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1.「現在分詞は「躍動感」のイメージ」と言う言い方は、最近、ハートの何とかと言う本を書いている方の説明でよく言われていることだと思います。しかし、この説明の仕方は、非常に一面的、または、初歩の用法しか適用しないと思います。I don't like him playing around.:「彼が遊びまわるのはいいと思わない。」のとき、playing は、多くの場合、まだやっていないことです。同様に、He avoided meeting his boss.:「彼は上司に会わないようにした」も、現実には起きていないことです。「躍動感」というよりも、名詞に近い表現であり、名詞のようにその存在感が感じられると言うことだと思います。これは、「躍動感」とはことなるものです。to不定詞と比べて、名詞性が高いと言うことであり、それが「躍動感」につながる場合もありますが、そうでない場合もあります。 2.「現在完了は過去分詞の状態を所有している(have)で表すのでしょうか?」 このことは、どこで読まれたのですか?完了形を「過去のこと(つまり、過去分詞の意味)を所有(つまり、have)している」との説明は、自分、つまり、taked4700が、平成元年ぐらいから授業でしていたものです。こちらの掲示板でも、同様の説明を、回答日時:06/01/29 12:38 に、http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1928883.htmlでしています。ご自分で考えた結果なのか、どこかで読まれたのか、答えていただければ幸いです。なお、自分の考えですが、完了形は「過去分詞で表された過去のことをhaveしている」と言うイメージそのものだと思います。 3.「主たるものが能動態の状態であってもhave+過去分詞ですよね。その状態を「所有している」と言う概念なのであればhave+動詞でも良いのでは?過去分詞の「イメージ、概念」を一言で言うと何なのでしょうか?」 単に「過去のこと」だと思います。現在のことではない過去のことと言う意味です。 いわゆる継続用法のことを言われているのだと思いますが、この継続というのも、それより以前の状態があってのことですから、過去形(または、過去分詞形)を使うしかないと思います。いわゆる経験とか完了の意味と、継続の意味を分けて、表現形式を別にすることもあっていいとは思いますが、英語ではともかく同じ表現形式で表しているのです。 受身に過去分詞が使われるのも同じ理屈で、受身表現が成立するためには、能動の動作がそれよりも前に必要だからです。つまり、受身とは、それよりも前の時点で行われた能動動作の結果生じた状態にいると言う意味です。「状態にいる」から状態を表すbe動詞が使われます。
- Piedpiping
- ベストアンサー率74% (513/687)
現在分詞を「未完了分詞」、過去分詞を「完了分詞」と呼ぶことはありますが。 ま、それはともかく、完了形は元来 S have O Vpp と語順が元です。たとえば、 I have a letter written. 「私は書かれた手紙を持っている」 という感じです。この過去分詞は、非常に形容詞的で、目的語にあわせて性数の一致をしていました。 やがて、過去分詞はしだいに形容詞的性質を失い、have との結びつきを強めていきます。そしてついに16世紀ごろ(シェークスピアの時代)になって、 S have Vpp O という語順が一般化していきます。 この形式はまた、他動詞だけではなく、自動詞にも使われるようになって、現在に至っているわけです。
- 06miyachan
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実は、「過去分詞」というのは、表面だけ判断しただけの名称なんです。つまり、形が過去形に似ているという理由だけでつけられたんです。でも、古い時代の英語を読んでもらえばわかるように、過去形と過去分詞とはちがった形態を持っていました。まさかとおもったら、ドイツ語を見て欲しいのです。ドイツ語は英語の古い形を保っているので、それをみて、古い時代の英語の姿を思い浮かべていただけばいいのです。 つまり、本来の過去分詞は ge + 過去形 という組み合わせでした。しかし、英語の歴史を読めばわかるように、いろいろな民族が英国を侵略した結果、英語も単純化にされてしまったのです。たとえば、バイキングの侵略、ナポレオンなどの侵略など。。。 ですから、正しくは、「完了分詞」です。どっちも、P.P.です。つまり、perfect participle が正式呼称で past participle と思いこんだ人は英語の歴史を知らない人と思われても仕方がないのです。 さて、「完了分詞」のイメージですが、意味からわかるように、「何かしらの行動が終わった結果の余韻」を表すものです。わかりやすく言えば、「a deep kiss」を単純に過去形にしただけでは、「こんなここともあった」という思い出に過ぎませんが、have + p.p という形式だと、「うゎあ・・・、ものすごい、熱烈なものだったなあ・・・」と現在の気持ち(余韻)を感じる様を述べていることになります。 わかりやすく言えば、「経験、感想、一つのまとまった体験」を表すのに、分詞の形で作らないといけないのです。動詞はある時点だけ、発生した事柄だけ述べるものなので、「have + 動詞」という言い方では、思い出を述べることは出来ないのです。 なぜなら、「経験する」ということは、目の前の事柄を過去にしない(完了する、完了させない)と出来ないことだからです。たとえば、ジェットコスターに乗っているときは、無我夢中で何が起こっているか?を説明できないはずです。つまり、経験できない。。。だから、ゴールに着いてから、つまり、行動を済ませない限り、その感想を述べることは出来ないことを思い出して欲しいのです。 「怖かったなあ」という気持ちを述べるためにも、「いま持っている:has, have」との組み合わせが必要です。しかし、現実には、make, get, keep, like, want などの動詞との組み合わせがありますが、ここでは、「have」との組み合わせの例だけ述べます。詳しくは、他の回答を見てくださいね。
お礼
「現在完了は過去分詞の~」のくだりは私自身がそうではないのかな?と感じたので子供たちに教える時に(中学生)そういう風に説明しています。