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非制限用法

 また、恥ずかしながら、質問させてもらいます。  They called him a liar, which he was not; they accused him of being selfish, which he was not, either. He was really not the kind of person he was thought to be. 「訳:彼らは彼のことを嘘つきだと言ったが,彼は嘘つきではなかった。彼らは彼を利己的だと非難したが,それもまた間違いだった。実際の彼は一般に思われていたような人ではなかった。」 の文の  They called him a liar, which he was not の部分のa liar, which he was notは、a liarを先行詞にとるwhichの非制限用法と思いますが、a liarは、複数存在してもおかしくないのに、なぜ非制限用法の先行詞として使えるのでしょうか。 もしかして、非制限用法は、先行詞が複数存在するかしないかとは関係なく、先行詞について補足説明をしたいときに使えると言うことでしょうか。 下の別の文だと、this societyがthisがつくことにより限定される(複数は存在しえない)ので、whichの制限用法だと簡単に理解できるのですが。 I understand that children brought up overseas have difficulty adapting to life in this society, which requires them to conform. 「訳:海外で育った子供は,集団に合わせることを要求するこの社会での生活に,なかなか適応できないと聞きます。」  ご回答のほどをよろしくお願いします。  

質問者が選んだベストアンサー

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  • Parismadam
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回答No.1

こんにちは。いつも迅速なお返事を有難うございます。 ご質問1: <もしかして、非制限用法は、先行詞が複数存在するかしないかとは関係なく、先行詞について補足説明をしたいときに使えると言うことでしょうか。> おっしゃる通りです。 1.関係代名詞の非制限用法とは、「付加的、挿入的に説明したり、修飾する」用法のことです。通常コンマが置かれ、前から訳し下げます。 例: He has three sons, who became doctors. 「彼には3人息子がいたが、彼らは医者になった」 2.訳す際には、andやbutなどの等位接続詞を添えた訳にすると、きれいな訳になります。 例:訳し方は =He has three sons, and they became doctors. のように訳します。 3.一方制限用法は、ある特定のものに限定する用法で、コンマはなく後ろから訳し上げます。 例: He has three sons, who became doctors. 「彼には医者になった3人の息子がいた」 4.ご質問文では、which he was notで、先行詞の「嘘つき」についての説明を、付け加えているのです。 ここは、制限用法にすると文意が通じなくなります。 ご質問2: <下の別の文だと、this societyがthisがつくことにより限定される(複数は存在しえない)ので、whichの制限用法だと簡単に理解できるのですが。> この例文は、コンマは不要だと思われます。 1.理由は、ご想像の通り「制限用法」だからです。Which節で特定の社会に限定しているので、コンマは不要です。 2.ただ、書き手が意図的にコンマをつけたとしたら、主観的に、非制限用法のニュアンスを入れたかったのだと思います。 3.その場合は、この「コンマ+which」は、理由を挿入的に示唆するニュアンスで使われていると思われます。そのニュアンスでの訳出は 「この社会は集団に合わせることを要求するので、海外で育った子供はなかなか生活適応できないと聞きます。」 となります。 3.書き手がコンマを入れた意図は、そのような「理由の挿入」としての関係詞の働きを暗示しようとしたのかもしれません。 以上ご参考までに。

shimanchu1
質問者

お礼

いつもながら、Parismadamさまの詳しいご解説には、敬服しております。お答えをいただくたびに驚嘆しております。まことにありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • googoo1956
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回答No.5

>(C) We thought she 【serious】, which she was. ○ 訂正です。「she」の後に「was」を補ってください。  →  (C) We thought she was 【serious】, which she was.

shimanchu1
質問者

お礼

わざわざ訂正までしていただきありがとうございました。

  • googoo1956
  • ベストアンサー率47% (623/1316)
回答No.4

>They called him a liar, which he was not; >they accused him of being selfish, which he was not ○ 上記の2つの英文で用いられている「which」は通常の用法とは異なることを理解しておいた方が良いと思います。 ○ ひとつ目の英文では、先行詞が「a liar」という人であるのに「who」ではなく「which」が用いられています。またふたつ目の英文では先行詞が「serious」という形容詞です。この2つが、関係代名詞の基本から外れている点です。 ○ ここで用いられている「which」には、次のような特徴があります。  (1)「人を表す名詞」や「形容詞」を先行詞とする  (2)先行詞は後に続く節の中で「補語」の働きをする  (3)先行詞が名詞の場合には「不定冠詞」をつける  (4)先行詞の名詞は、正確には「人そのもの」ではなく「地位」、「性格」、「人柄」、「職業」などを表す  ※ 例文   (A) She is 【a vegetarian】, which no one else is in her family.   (B) He looked like 【a doctor】, which he was.   (C) We thought she 【serious】, which she was.  (5)この種の英文は「制限用法」にすることもあるが、その場合には「that」を用いる(省略されることもある)   (D) He isn't 【the】 hero (that) he thought he was. ○ (D)の例文は、お示しの三つ目の英文である「He was really not 【the】 kind of person he was thought to be. 」と重なります。この場合、「制限用法」にすると「a」ではなく「the」を用います。 >a liarは、複数存在してもおかしくないのに、なぜ非制限用法の先行詞として使えるのでしょうか。 ○ 疑問はもっともだと思います。通常では「a+名詞」を先行詞とする場合には「非制限用法」は続きません。お尋ねの英文において「非制限用法」が用いられているのは、上記のような特別な理由が存在するからです。 ○ より正確な理解の参考にしていただければ幸いです。  

shimanchu1
質問者

お礼

whichの用法についての細かいご説明ありがとうございました。また、質問をすることがあるかと思いますが、その際もよろしくお願いします。

shimanchu1
質問者

補足

whichの用法について詳しくお教えいただき感謝します。ただ、私の修行の足りない頭では、a liarが非制限用法で使われてるのかが、まだ理解できてません。その辺のところを今一度お教えもらえませんか。よろしくお願いします。

回答No.3

#2ですが、which は節を指すと書きましたが、よく見ると明らかに前の名詞をさしてますね。すみません。 おっしゃるとおり付加的情報なので非制限ですね。 a liar は「彼らが呼ぶところの liar 」というような感じで限定しているとも考えられるのではないでしょうか。

shimanchu1
質問者

お礼

ご訂正の返事までして抱いて本当に感謝です。a liarを先行詞としているのを改めて確認できて、安心しました。どうもありがとうございます。

回答No.2

非制限用法に分類されると思います。 いずれにせよ which は They called him a liar という「節」を指します。 関係代名詞 which は単語だけではなく節もさせます。 特殊なパターンで別途覚えたほうが良いです。 通常の制限・非制限のわくで考えないほうが良いと思います。

shimanchu1
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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