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関係詞を使った文章の作り方(制限用法と非制限用法)

関係詞を勉強していてわからなくなってしまいました。どなたか教えてください。 以下の文を関係詞を使って1文にしなさい。という問題なのですが・・ My uncle has just paid me a visit. Through his kindness I got my present job. 解答は My uncle, through whose kindness I got my present job,has just paid me a visit. と非制限用法を使った文になっています。 この文は My uncle through whose kindness I got my present job has just paid me a visit. というように制限用法を用いては間違いなのですか?もし間違いならその理由がわかりません。 また同様に An old man stopped to talk to us. We had not seen him before. この2文を関係詞を使って1文にする場合、解答には An old man whom we had not seen before stopped to talk to us. と制限用法を用いていますが、この文は非制限用法を用いて An old man ,whom we had not seen before, stopped to talk to us. としては間違いなのでしょうか?もし間違いであればその理由が知りたいです。 高校時代は解答を見てなるほどと納得していた(納得していたつもり?)のですが、勉強をしなおしてみるとわけがわからなくなってきてしまいました。 関係詞を用いて2文を1文にまとめるとき、制限用法と非制限用法のどちらを用いるか判断するのに、何か方法はあるのでしょうか? 長くなってしまいすみません。どうぞよろしくおねがいいたします。

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  • fwkk8769
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回答No.5

興味深いご質問です。 日ごろ考えていることをもとに、話を単純化するために、以下では関係詞の制限用法と非制限用法の違いを書き言葉ではカンマの有無で表すという前提で、また、書き言葉ではなく、話し言葉を念頭にして説明を試みます。 (1) 第1問はカンマありの非制限用法のみが認められるのが普通だと思います。 第1文で、何の断りもなく新情報として主語位置に ”my uncle” と登場しています。所有格myの意味は、「the+私の」であり、内部にtheの持つ「特定(definite)」の感覚を含んでいます。よって、ご回答#1や#4の方が書かれているとおり、制限用法の関係詞を続けることはないことになると考えられます。 (2) 第2問は「解答」にあるとおり、カンマなしの制限用法の場合が多いと思います。が、カンマありの非制限用法の場合もありえると思います。 第1文の主語位置に ”(an) old man” が登場していますので、この「老人」は聞き手にとって新情報であることがわかります。 ですから1文にする場合、「老人」というだけでは情報量が少ないので最初から「会ったこともない老人」というように、イメージをひとまとまりのものとして、つまり情報を1つの単位として打ち出していくのが自然です。よって、制限用法を用いるのが自然です。 一方、話し手が、文頭に登場人物として、 (a) 自分の頭のなかに ”(an) old man” (ある(一人の)老人)というただそれだけのイメージが浮かんだ場合に、自分の中でそのイメージを確認(ここで書き言葉のカンマに当たるポーズがある)した後に、さらにそれだけでは自分とその老人との関係について十分な情報を聞き手に提供していないようにafterthought的に感じる場合、 あるいは、 (b) ”(an) old man” (ある(一人の)老人)というただそれだけのイメージを聞き手の頭の中にまず確立してもらう目的でただそれだけを述べ(ここで書き言葉のカンマに当たるポーズがある)て、その後、さらに自分とその老人との関係について十分な情報を聞き手に補足的に提供する場合、 に補足説明[挿入]的に用いるのがこのタイプの非制限用法だと思います。 たた、(a)と(b)の違いは、挿入部の非制限用法の関係詞節が、単に、 (a)の場合は、まず主語として ”(an) old man”と口にした後での後知恵的、後での思いつき的、 (b)は、すでに読み込み済みで意図的、 であることです。 (3) 「関係詞を用いて2文を1文にまとめるとき、制限用法と非制限用法のどちらを用いるか判断するのに、何か方法はあるのでしょうか?」 ⇒ 情報を1つの単位として、どこまで出すかという違いだと思います。 注意点を書きます。 (あ) 先行詞の名詞(句)との関係が、制限的なのか非制限的なのかの区別は、名詞(句)を修飾する形容詞が制限的なのか非制限的なのかの区別と同じように考えるとよく見えるように思います。 ・「制限的」 (日本語):白いバラ          (英語):a white rose (日本語):良妻 / 悪妻         (英語):a good wife / a bad wife ・「非制限的」 (日本語)白い雪(常識的に、雪は全て白い;白くない雪はない)    (英語):white snow (日本語):ヨーロッパを旅行中の私の妻     (英語):my wife, who is traveling in Europe ・制限的なのか非制限的なのかの区別に、 形容詞が名詞を修飾する場合、  ⇒ 日本語と英語に違いはない、 一方、 ・節が名詞を修飾する場合、  ⇒ 日本語は点(、)による明示的な符合を用いない。他方、英語では、制限用法にはカンマを振らないのに非制限用法にはカンマを振る、という具合に明示的符合を用いる。 (い) 基本的に非制限用法しか用いることのできない先行詞に次のようなものが考えられます。 ・人名などの固有名詞、 ・this / thatの付いた名詞、 (例)This table, which was made in 16th century England, is said to be priceless, and that chair, which was found in an ordinary farmhouse in England, is believed to be a Chipendale. ・(全ての場合に当てはまるわけではありませんが)今回の(2)のようにmy, hisなどの所有格が付いた名詞 (う) 名詞(句)だけではあまりに情報量が不足している場合には、聞き手の頭の中に具体的なイメージを喚起しにくいものは、非制限用法にはなりにくいように思います。 例えば、 ・今回の(2)がそうです。 ・また、著名な文法書の翻訳本『エイザーのわかって使える英文法(下巻)』(桐原書店、pp.77-78)に次の問題(と解答)が載っています。「次の文の必要なところにコンマを加えなさい。 10. I live in a town which is situated in a valley.」 解答は「コンマ不要」となっています。(Prentice Hallから出ている原典でも確認しましたが、問題・解答とも同じでした。)

snu
質問者

お礼

とてもわかりやすい説明をありがとうございました。とてもよく理解できました。今まであまり考えず、機械的に関係詞を用いた文を作ったり読んだりしていたのですが、これからは関係詞に含まれるニュアンスを感じ取りながら勉強を進めていきたいと思います。紹介いただいた文法書も買ってみたいと思います。

その他の回答 (4)

noname#50232
noname#50232
回答No.4

#3です。関係代名詞が制限用法か非制限用法かはコンマの有無で決まるものではありません。ご質問の文では My uncleはすでに特定化されいるので、コンマがなくても非制限用法になります。 http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20080214185009AAwnMCf&pa=FYd1D2bwHTHzJLlmEOkzQFPEkV9eeV0j4Rpv5AzmdSMlZg--&paid=asked&msgr_status=

snu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。上記のページも参考にさせていただきました。制限用法・非制限用法の使い方の違いは、先行詞の形と話し手の想定によるということなのでしょうか。(正しく理解しているか、ちょっと自信がありません・・・・)

noname#50232
noname#50232
回答No.3

学校では関係代名詞の制限用法と非制限用法はコンマの有無だと習いますが、コンマは日本語の句点のようなもので、ネーティブは案外いい加減ですよ。これは、和訳する際に大きな差が出るだけなので、あまり神経質になる必要はありません。まあ、コンマは発音できませんしね。

  • Parismadam
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回答No.2

こんにちは。1/20 のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <制限用法を用いては間違いなのですか?> ご質問文は2文と制限用法を用いても間違いではありません。 ご質問2: <関係詞を用いて2文を1文にまとめるとき、制限用法と非制限用法のどちらを用いるか判断するのに、何か方法はあるのでしょうか?> 1.どちらを用いるかは話し手の主観的な判断です。 2.非制限用法は、先行詞の説明を付加的に挿入する用法として使われ、訳出する際も前から訳し下げます。 3.制限用法は先行詞を限定して修飾する用法で、訳出は後ろから訳し上げます。 4.ご質問文1をそれぞれ制限用法と非制限用法で訳すと (1)非制限用法: 「叔父は、親切にも仕事をくれた人だが、訪問の費用を払ってくれた」 (2)制限用法: 「親切にも仕事をくれた叔父は、訪問の費用を払ってくれた」 となります。 5.話し手の主観でどちらの用法かは判断できますが、ご質問文の2文のように、先行詞+関係詞が長い主語になると、ふつうはコンマを入れて挿入的にする非制限用法が、相手にわかり易く、一般の話法として好まれます。 勿論制限用法としても、文法的にまちがいというわけではありません。ただ、それによって主語が長すぎる場合は、あまりきれいな英文にならず、好まれないのです。 以上ご参考までに。

snu
質問者

お礼

お礼が遅れてしまいました。回答ありがとうございます。制限用法によって主語が長くなるのは気になっていました。やはりあたまでっかちの英文は嫌われるのですね・・・。

回答No.1

非制限用法の関係節は「付加的情報」を加える節になります。 これだけです。 My uncle とすでに限定されているので後は付加的情報でその My uncle の付加的情報を付け加える非制限用法が基本です。ここは挿入的になってます。制限用法が間違っているとは言いませんが。 An old man は、どの old man か限定されていませんので、制限用法で限定する必要があります。 The old man としても制限用法が適していると思います。 テストでは差しさわりのないほうを上記の考えから選べばよいと思いますが、実際にしゃべるときはカンマもへったくれもないですのでそんなに気にしなくても良いでしょう。

snu
質問者

お礼

お礼が遅れてしまいましてすみません。回答ありがとうございました。myはすでに限定されているという視点に全く気づきませんでした。そうなると、情報を付け加える非制限用法がふさわしいということなんですね。

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