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電子の軌道
電子の軌道と言うものを授業で習ったのですが、結局のところ何を表しているのかわかりません。p,s,d軌道は、どのように決めるのですか?
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- hand07
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方程式などは難しくてわからないと思いますので簡単に・・・ 軌道は電子が存在できる場所と考えておけばいいでしょう。 電子を1つ持つ場合は1S軌道に1つ収納されます。 電子が6つだと、1Sに2つ、2Sに2つ、2pに2つ入ります。 軌道によってエネルギーが違うので、入る順番は決まっているのです。 わからないことは先生に聞くといいですよ。
- IsakAjimaf
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ここで言う軌道とは、古典物理での orbit ではなくて 量子物理の概念を取り入れた orbital ですね。 既に他の回答者の方が述べておられますが、orbital というのは 水素原子におけるシュレーディンガー方程式の解を多原子分子まで 拡張して適用したものです。シュレーディンガー方程式は 微分方程式の一種なので、完全解は2体(つまり原子核と電子1個の 水素原子のみ)でしか計算できません。しかし、電子に最も近い 原子核以外からの影響は比較的小さいので、水素原子における 計算結果に多少のパラメータによる補正で済ませるというやり方を しています。 数学的な取り扱いの詳細は、ウィキペディアの 「水素原子におけるシュレーディンガー方程式の解」の項を 参照してください。(アドレスが長いので貼りつけは控えます。) 習われたのならご存知でしょうが、s、p、dの区別は 方位量子数l=1、2、3に対応します。 方位量子数が増えるにつれ、電子の存在確率=ゼロとなる面の数が 増えます。(sは0、pは1、dは2) また、一般に外部の影響が無ければ主量子数nが同じならば 方位量子数が大きいほどエネルギー準位は高くなります。 安定な状態の原子や分子は低いエネルギー準位のオービタルから 電子が入っていくので、パウリの排他原理に基づいて 分子軌道と電子数から電子配置が決定されることになります。
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スペクトルの特徴から命名されたと聞いています。 sは、シャープ(sharpe;鋭い) pは、プリンシパル(principal;主な) dは、デヒューズ(defuse;ぼやけた) fは、ファンダメンタル(fundamental;基本的な) の頭文字だそうです。
>p,s,d軌道は、どのように決めるのですか… 今のところ「水素類似原子」の軌道、しかも単電子の軌道しか扱えないのです。 つまり、原子核一個に電子一個というわけです。この状態で時間変化のないシュレーディンガー方程式を解きますと、電子が入ることの出来る位置(エネルギー準位に対応)が「決まってしまいます」。 つまり、水素原子の電子の飛び飛びのエネルギーに対応して、どの様な範囲に電子が分布するかが決まります。 これは「決める」のではなく「決まってしまう」のです。 主量子数1の場合1sという状態しかとれません。主量子数2の場合は2s、2px、2pv、2pzという互いに直交した軌道のどれかに入ります。「直交した」というのは数学の内積に似た概念で、2s軌道の函数をΨ2sとしたとき-∞から+∞まで∫Ψ2s*Ψ2sdxdydz=1(規格化と呼ぶ、Ψ2px、Ψ2py、Ψ2pzでも同じ、Ψ2s*等ははΨ2sの共役函数と呼ばれて規格化で定義される)、2px軌道の函数をΨ2pxとしたとき∫Ψ2s*Ψ2pxdxdydz=0、のように異なる函数間の積分がゼロになること。 主量子数2の函数は四つあってそれ以上無い、主量子数3の場合3s、3p、3dの軌道があり得て3sは1つ、3pは3つ、3dは5つ…。 この様に電子が入ることの出来る函数の分布を表しています。 良い図解があったのですが見つかりません(汗)あったら追加します。 m(_ _)m
- pasocom
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簡単には説明できません。下記サイトが参考になれば・・。 http://www.geocities.jp/amy_chemistry/chemistry5.html