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観音経に詳しい方へ!意味を教えてください。
お世話になります。 今、外国人の方の為に、観音経の一部を英訳しているのですが、 最後の部分がよく分かりません。 音的には「さんみゃくさんぼうだいしん」と言っているのですが、 この部分はどんなことを言っているのでしょうか? できるだけ噛み砕いて簡単に教えて頂ければ幸いです。 どうぞよろしくお願い致します。 ※もしご存知でしたら、観音経が英訳されているサイトも教えて頂ければ嬉しいです。
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最後の段落の一部の部分ですが、 「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)」 (梵語アヌッタラ・サンヤク・サンボーディ (anuttara-samyak-saſbodhi)の音写) のみ直訳すると 「この上ない仏のさとり」 ですが、「佛説是普門品」~「阿耨多羅三藐三菩提心」 まで一つの文章を構成していると考えた方が 自然のようです。 「仏、この普門品を説きたもう時、衆中の八万四千の衆生 は、皆、この上なく完全な悟りに達したいという心を 起こしたのでした。」 ***衆中の八万四千の衆生・・・現世の四苦八苦を 抱える全ての生命体(未熟な下級菩薩) より噛み砕いて言えば 「この大地(色の世界)に生きるうえでの、ありとあらゆる 苦悩は、理智の目覚めから、悟りの完成にいたって、 すべて解消できるものだ」とお釈迦様は教えておられる。 (その前までの「無尽意菩薩」とお釈迦様との対話を 聞いていた「持地菩薩」が話に加わる) 観音経の締めくくりにあたる 「持地菩薩」とお釈迦様との対話 「その時、持地菩薩は、即ち、座より起きて、すすみて 仏に申して言う。 『世尊よ、もし衆生の、この観世音菩薩品の自在の業たる 普門示現の神通力を聞くものあらば、当に知るべし、 この人の功徳の少なかざることを』と。」 (「観世音菩薩品の自在の業たる普門示現の神通力」 を求めるものあらば、多くの功徳を期待したいものです) それを受けて (お釈迦様の周囲にいた諸々の下級菩薩も共感して) お釈迦様と 「皆、この上なく完全な悟りに達したいという心を 起こした。」という流れでしょうか。 観音経に登場するのは、 「お釈迦様」→トップの助言者 「観世音菩薩」→特殊な神通力を有する上級菩薩 「無尽意菩薩」→未熟な下級菩薩 「持地菩薩」→未熟な下級菩薩 「他の諸々の菩薩」→未熟な下級菩薩 ***「未熟な下級菩薩」というのは、「お釈迦様」の周囲に いた者たちのみならず 悟りの有無を問わず現世の四苦八苦を抱える全ての生命体 を暗喩的に含ませている趣旨なのでしょうか? みたいな感じで 一見すると上級菩薩と下級菩薩の会話に お釈迦様が助言者として登場みたいな 感じですが、 「お釈迦様」→仏陀(先生) 「観世音菩薩」→神通力を有する特殊な経典 「無尽意菩薩」→仏陀の一弟子(生徒) 「持地菩薩」→仏陀の一弟子(生徒) 「他の諸々の菩薩」→仏陀の弟子たち(生徒) の方がしっくりくるような気も致します。 以上、俗世の素人的人間なので専門的な事までは わかりませんが。あくまで、ご参考程度に。
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- konsomepoteti
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http://enlighten.fc2web.com/kannonnkyou.html ここに観音経全文と訳が載っています。 英訳されているサイトは分かりません; お力になれなくてすみません(;>_<)
お礼
ご回答ありがとうございます。 ここに書き込んだ後、このサイトを発見しました。 すみませんすみません(汗)。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私も全くの素人なので、 大変に勉強になりました。