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成型品の金型検定、受け入れ検査について
成型品の金型検定、受け入れ検査について教えてください。 ワークは薄肉成型品で外観品にになります。 金型検定について 寸法確認:1個は全箇所確認して、重要寸法のみ n=10 くらいと考えてます。根拠はないのですがいかがでしょうか。 外観検査:同じく n=10 で考えてます。 (確認箇所が多いため n=10 にしたい) このような場合、抜き取り基準は、JIS9015などを利用すべきなのでしょうか。「どうあるべきか」を言いたいのですが・・・。 受け入れ検査 ロットごとに実施すべきと考えてますが、金型検定同様に抜き取り基準をどのようにすべきか。 最終的に顧客承認を得た抜き取り数でなければならないですが、顧客担当者は品質レベルのみを重視でコスト無視な感じがあり、こちらから納得していただける情報を提示し納得していただこうと考えております。しかし実績が無く、実例としてどのようなレベルで管理してるのか聞かせていただければと思ってます。 アドバイスお願い致します。 参考になる書籍などありましたら教えてください。
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- pusai
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> 寸法確認:1個は全箇所確認して、重要寸法のみ n=10 くらいと考えてます。 まず、全箇所確認が試料数1だと測定結果がたまたま良かっただけなのか、他のも良いのか判断がつきません。 個体差がなくバラつかないことを過去の統計から示すか、複数個(最低2~3個)測定する必要があります。 重要寸法の測定は、バラつかないことがはっきりしているのなら試料数10でも良いですが、不明であれば試料数20~30は必要でしょう。 試料数の決定の根拠としては、数理統計学における母平均の95%信頼区分で判断すれば良いでしょう。 95%信頼区分と要求されている精度(寸法公差)の比較で妥当性を判断するのです。
- pusai
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ANo1です 先日はキツイ表現をしまして申し訳ございません。 最終的に顧客担当者と打ち合わせにて基準を決めるわけですが、その打ち合わせの際の素案の根拠作りですが、顧客の社内規格を知っていればそれに準拠するのが一番です。 知らない場合はJIS Z 9015-1に準じるのが良いでしょう。 JIS Z 9015-1によると、最初は「なみ検査」から開始するものとされています。 AQLについては契約によって個々に決めることになっていますので、これは顧客担当者の方に決めてもらう必要があるでしょう。 水準については指定がなれれば検査水準IIを用いるとされています。 まとめると、JIS Z 9015-1で初回の標準的な検査基準は「水準II」「なみ検査」「AQL:顧客指定」となります。 「日本工業規格準拠」はりっぱな根拠となります。 これをベースとし、あとは顧客担当者との打ち合わせにて詳細を詰めていけば良いのです。 例としては当社の一般的な部品の場合、「検査水準II」「なみ検査」「1回抜き取り」「AQL1.0」(JIS Z 9015-1 付表2-A)からスタートします。 そして特定の重点項目について個別に「AQL0.65」とか、「Ac Re:0 1」などと指定します。
- pusai
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成型品を発注する側の人間です。 > 寸法確認:1個は全箇所確認して、重要寸法のみ n=10 くらいと考えてます。根拠はないのですがいかがでしょうか。 一言端的にNGです。データの妥当性に関して「根拠なし」では全く話になりません。 > 外観検査:同じく n=10 で考えてます。(確認箇所が多いため n=10 にしたい) やはりNGです。この説明は「面倒だから手抜きします」と言っているだけです。 こんな説明では納得などできるわけありません。 > こちらから納得していただける情報を提示し納得していただこうと考えております。 この程度の根拠もない手抜き情報では、納得する技術者はいないでしょう。 抜き取り基準は、JIS Z 9015に準じるのが最低限の対応でしょう。 外観部品の検査基準は内部部品よりはるかに厳しいです。 根拠もなく手抜きのため検査基準を緩めて、品質をおとすなど論外です。 そもそも検査工程までを踏まえたうえで見積もりを出し、価格合意をしているはずです。 残念ながら、このような業者では出入り禁止にされても文句が言えません。
お礼
返信ありがとうございます。 手抜きをするのではなく、妥当な管理をするための基準作りの方法がわからないのです。 たとえば、「AQL0.65の水準II」が妥当であれば、東漸すべきだと認識しております。 しかし、「何故、この基準にしたのか?」と問われたときに答えられない為、基準作りの根拠をどのように策定すべきかが知りたく、書かせていただきました。 よろしくお願いいたします。
お礼
本当にありがとうございます。 大変わかりやすい説明で助かりました。 今、まさに考えていたのが、「検査水準II」「なみ検査」「1回抜き取り」「AQL1.0」(JIS Z 9015)でした。 これをもとにお客と交渉して進めていきます。