- 締切済み
抜き取り検査の信頼性について
- 多数個取り成形したダイカスト製品を抜き取り検査しています。キャビティ位置によって成形状態が変わってくるため、キャビティごとの不良発生率が異なります。
- しかし、最終検査に回ってくる製品はどのキャビティで成形したものか判別できないため、果たして今行っている抜き取り検査の信頼性が十分あるのかどうか、とても不安です。
- 誤差と信頼性をどのように考えて検査N数を設定すればよいのかお教えいただけませんでしょうか。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
基本的に抜取検査では、ロット数は関係ないとされています (JIS Z9015は違いますが・・・) 抜取検査は、出荷後に、ある程度の不良がゆるされる場合の検査です。 >各キャビティの製品不良率: A:2.0%、B:2.2%、C:2.3%、D2.1% とは、検査での不良なのでしょうか? 市場での不良でしょうか? どちらにしても、それだけ不良があると抜き取りではなく、全数というか 選別検査のレベルと思います また抜き取り数が40個ということですが、 合格判定個数はいくつなのでしょうか? 合格判定個数:抜き取り検査で合格の判定をくだす規準となる不良個数をいい、 試料中の不良が、この数以下の場合が合格です 不合格になった場合は全数破棄か、全数選別検査することが抜き取り検査することの 前提です JIS Z9002 計数規準型一回抜取検査の内容です p0:なるべく合格させたいロットの不良率の上限 p1:なるべく不合格としたいロットの不良率の下限 あー、うまく説明できないけど、すいません 基本的には ・「合格させたい不良率のロット」を検査すると5%で不合格になります ・「不合格としたい不良率のロット」を検査すると10%で合格になります となるのが、抜き取り検査です n:40の場合は下記のようになります c p0 p1 0 0.128 5.59 1 0.896 9.38 2 2.08 12.8 3 3.49 15.9 4 5.06 19 5 6.74 22 6 8.51 24.8 7 10.4 27.7 cが合格判定個数です c=2とすると ・ロット全体の不良率が2.08%を、40個抜き取り、不良2個で合格とすると、 95%の確率で合格します(5%で不合格となります) ・ロット全体の不良率が12.8%を、40個抜き取り、不良2個で合格とすると、 90%の確率で不合格します(10%で合格します) この場合約2%の市場不良を許容し、 約13%以上の不良を市場に流出させたくない という意味です
時系列毎の抜き取りなら 4個取りなら明確にしたほうが理論的には安全 というかこちらなら問題ないと思う もし全体(8000個まとまった状態から40個)から 8000個中40個 = 0.5% はきついような気がする 抜き取り下40個のばらつきが(どのような検査をしてるか不明だが)小さければいいけど 大きいと 全検したらびっくりって状態だよ まあ、形状にもよるけどね
お礼
ご回答ありがとうございます。 なぜ抜き取り割合が0.5%なのか、ということについて先輩に質問したのですが、どうやらかなり昔に、特に根拠があって決めたわけでもなく、根拠のない抜き取り数のようです。 私も一度、全数検査にかけてみたいとは思っているのですが、なにせ人工がかかるもので、もし可能であれば、抜き取り数に応じた検査の信頼性を見積もれないか、と思った次第です。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。 抜き取り検査では40個検査のうち、2個NGまでを許容としていました。 ご指摘のように不良率が高いので、全数検査を検討します。 また、品質管理について、自分なりにもっと勉強していきたいと思います。