同色の玉が複数個ある場合は,一般的にはその構成個数による配置の対称性の有無がカギになってくると思います.
ただ,今の問題では全体が7個で青球3個(あとは全て白玉)なので,その条件が幸いして,比較的簡単に数えることが可能なようです.
最初,青玉のうち1個を特別視して,印をつけても良いのですが,
簡単のため,赤1個,青2個,白4個の円順列の場合を数えます.
すると,赤球を基準にして,残り6箇所のうち,青の入る場所の決め方が 6C2=6・5/2・1=15(通り)です.
次に,基準の赤玉を青に塗り替えると,7個の玉のうち3個が青球(残りは白)になりますが,どの配置も,順送りにぐるっと1回転させるときに途中で元の自分の配置と重なる(つまり回転対称な配置の)ものは1つもありません.
すると,基準となった赤球のあった位置から例えば反時計周りに1,2,3,4,5,6,7 と
場所に名前をつけると,先ほどの15通りのうち,青球3個の位置で言って例えば(1,2,6),(1,3,4),(1,5,7)の3通りは実は青球3個の区別がないときは同じ順列を表すことが分かります.同様に,青球3個の区別がないときは15通りのうちどの順列も3回ずつ数えていることになりますので,
結局,互いに異っている求めるべき円順列は 6C2÷3=15÷3=5(通り)です.
なお,対称性について触れたのは,例えば青2個,白4個の場合を考えると分かります.
赤1個,青1個,白4個での円順列は,赤を基準にすると 5C1=5 通りですが,
赤玉を青色に塗り替えると,場所1,2,3,4,5,6として,青2個をちょうど反対側に置いた配置(1,4)は(いわゆる2回対称で)1回転の間に元の配置と重なるけれども,さっきの5通りの中に同じ順列は他になく,1回しか数えていません.それに対し,青が(1,2),(1,6)は同じ,(1,3),(1,5)も同じで,1回転の中で2回ずつ数えていますから,(5-1)÷2=2 となり,合計1+(5-1)÷2=3通りです.
このように,一般的には回転対称性を考慮する必要が出て来て,なかなか面倒なようです.
お礼
とてもわかりやすい説明をありがとうございます。 納得しました。