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4月から高校生になります。この先の事について
はじめまして。 私は現在私立中学3年で、4月からその私立中学から連絡進学という形で私立高校へと行きます。 その高校は一応千葉県内では有名な所で大体高校受験時の偏差値は70近くあります。 私は中学生の頃より、学校に常設してあったスクールカウンセラーや 通った心療内科の先生にとても良くして頂き 同時に救われた事も数知れず。 元々自分より他人のことを心配したり悩んだりしたりする事が好き・・・といいますかやはり他人の事を考えてしまうタイプで、私自信もそのようなスクールカウンセラーや心が不安定な方の支えとなりたいと考え 将来カウンセラーになりたいと目標を持っています。 しかしながら実際調べてみると 大学卒業後大学院に4年間 しかし実際には卒業した方々の殆どは一般企業に入社してしまうと書いてありました。 実際、しっかり大学院を出て経験を積んでカウンセラーになる。 という事は難しいことなのでしょうか? そして、カウンセラーの殆どは非常勤という事ですが そうなると収入面は安定しないのでしょうか? できる事ならスクールカウンセラーになりたいと考えています。 近い事で聞くと、カウンセラーになりたい場合 高校では文系を取り、大学で心理学 卒業後大学院で心理学 という事でよろしいのでしょうか? まだまだ中学すら卒業していないというのに細かい質問をすみません。
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- maremare
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大事なことを一番最初に言ったのですが、読み飛ばしていますね。 それについてはどうなんでしょうか? あなたが自分の問題を解決することについて、です。 もう一度言いますが、心療内科やカウンセラーの支援がまだ必要な 問題を抱えるうちは、クライエントを巻き込む恐れがあるので 心理の仕事に就いてはいけません。なので、今自分が抱えている 問題についてはどう考えているのでしょうか? これは、あなたの志望よりとても大事なことです。 上記のようにクライエントを巻き込む恐れがあることと、 最大の難関は、精神科・心療内科の通院歴がある者、志望動機を 「カウンセラーに存在意義があるから」という程度の説明しか できない者を、大学院によっては入学を拒否することがあるからです。 大学院はあくまで研究機関です。臨床心理士養成学校ではありません。 心理臨床に関する明確な研究プランを持ち、指導教員あるいは 学会発表などで容赦なく飛んでくる厳しい批判や指導にも耐え、 度重なる論文執筆や研修の多忙な日程をこなせるだけのストレス耐性も、 研究職や心理職の適性として厳しくチェックされます。 それだけの覚悟を固めて、そのために今の自分の問題を解決して いこうという決意や意欲はどれだけあるのか?ということですね。 スクールソーシャルワーカーの必要性が問われている背景には、 スクールカウンセラーの存在意義そのものがゆらぎつつある (SCの領域だけでは解決しきれない問題が、学校には積み重なっている) という側面があります。一人一人に深くかかわりきるには、時間や 物理的環境、その生徒の問題の質によっては、学校のカウンセリング ルームという限られた場のみでは限界もあります。ということで、 SCの存在意義に疑問を投げかけ、SSWの必要性を説く意見は、 実は当の臨床心理士に多いのです。これは、臨床心理士が書いている ブログなどでもよく見られる意見です。もっと勉強しましょう。 >そこで第三者に話す事により自分自身の考えを別の角度から見る事が出 >来るので 私自身 カウンセラーになったとしても相手に意見をしたり >自分が治す >とは考えていません。 >私は聞く事に意義があると思います。結局最後に自分の人生を決めるの >は自分自身ですし。 カウンセラーを目指す者なら、その程度の認識は持っていて当たり前です。 ただ、カウンセラーも療法や状況によっては、クライエントに自ら 積極的に介入せねばならないこともあります。「傾聴」のみでは 相手の問題によっては何の解決にもならないどころか、悪くなる一方 ということもあり(精神疾患、人格障害など)、そういう事態も 臨機応変に対処しなくてはならないということです。 だから、聴く技法のみならず、精神医学から脳科学、統計など 幅広い知識を臨床心理士は学ぶのです。話を聞く程度でいいというなら ボランティアで結構です。そのあたりについてはどう考えていますか? それと、言葉のはずみでついそう書いてしまったのかもしれませんが >だから私はその手助け程度で十分満足です。 「手助け“程度”」などと簡単に言ってほしくないですね。 あなたが満足していても、クライエントが満足できなければ そんなカウンセラーはクライエントに必要ありません。 カウンセラーは「支援」という認識でも、クライエントは「救い」が 欲しくて必死の思いでカウンセリングルームの扉を叩いているのです。 クライエントの思いとカウンセラーとしての姿勢は、このように とてもアンビバレントな世界です。人の気持ちに添う思いを持ちつつ、 冷静に物事を見つめられる視点も併せ持つ、という難しさを求められます。 一つ指摘しておきますが、クライエントとしての実体験があることなど 実はカウンセラーになるには何の役にも立ちません。 実体験がなくても立派なカウンセラーになった方はたくさんいますし、 実体験があるからこそ、他人の問題を冷静に聴くことができなくなる という側面を、カウンセラーの訓練の場で厳しく指摘されることは よくあります(私自身もよく指導されました)。心理学を学ぶなら 基本中の基本としてわかっておいてもらいたいのですが、人はそれぞれ 性格や悩みごとも違えば、生まれ育った環境も家族関係も一人一人 大きく異なります。そんな多様な個別性の前で、自分だけの経験など 何の役にも立たないのです。カウンセラーは相手のことが「わからない」 からこそ、相手の言葉一つ一つに丁寧に耳を傾け、言葉をじっくり 引き出すことができるという姿勢を、とても大切にしています。 私の知人は、早慶上智クラスの大学卒、アメリカ留学後臨床心理士に なったという優秀な方ですが、それでもSCの仕事は非常勤で やっています。常駐とはいえ、学校にいられる時間が限られているので SCはほとんど非常勤の仕事しか用意されてないです。どうしてもSCのみで やっていきたいというなら、SCの仕事を何校も掛け持ちするか、 バイトや他の仕事との兼業ですね。あきらめろとは一言も言いませんが、 現実の厳しさをよく調べ、食べられなくてもいいというくらいの 覚悟を固める必要があります。もっと実態をよく調べてみましょう。
- maremare
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どんなに偏差値の高い学校を出ても、カウンセラーになるために 乗り越えなければならない大事なことが一つあります。 スクールカウンセラーや心療内科にお世話になっていることが まだあるのでしたら、全ての問題をすっきり解決し、 自分が持っていた問題を突き放して見られるようになってください。 今じゃなくてもいいですが、できればカウンセラーをめざす勉強を 本格的に始める前にです。自分がこころに問題を抱えているうちは、 心理の仕事に就いてはいけません。 カウンセラーを始めとする対人支援をする人に必要な条件は ●心身ともに丈夫であること。あまり聞きたくないような ネガティブな感情やものごとも正面からぶつけられる仕事です。 相談に来た相手(クライエント)が暴れて自分が命の危険に さらされることもよくある、と実際に臨床心理士から聞きました。 心身ともに壊れてしまう心理職・それに準ずる職種の人は案外多いです。 ●クライエントの問題を相手の気持ちに添いつつ、一方で客観的に、 ときには冷静に見られるようにしなければならない。クライエントの 話の本質やウソを見極めることができないと、その人にとっての ベストな対策がたてられなくなる。 といったことです。特に自分が治療やカウンセリングが必要な問題を 抱えたままクライエントに対面すると、自分自身の問題と クライエントの問題とを感情的に重ね合わせてしまい、 ものごとが客観的に見られなくなって、自分の問題にクライエントを 巻き込み、結局お互いにダメになることがあるのです。 対人支援の基礎で真っ先に学ばされることは、 「支える側の役割は、クライエント自身の自己解決能力を促し、 クライエントが自分の意思でベストな選択ができるよう 黒子的にバックアップすることである」です。 「自分も同じ経験がある」「他人のことを考えてあげるのが好き」 という志望理由だけでは成り立たない厳しい仕事です。 余談ですが、私自身、産業カウンセラーという資格を持っていますが、 自分がかつてなった病気の患者さんにネット上などで相談に のることはできても、実際に対面するのは完治した今でも 極力避けるか、接し方に慎重になろうと考えてます。 学部や臨床心理系大学院の研究において、データ分析のために 統計学の知識も必要になるので、文系でも数学の学びは必要です。 臨床心理系大学院の学びは2~3年で済みますが、就職先について 指導教員がコネを持ってないような新設の大学院出身だと 結局バイトか非常勤の仕事で食いつなぐことになります。 ただ、実績がある大学院出身でも、非常勤の方はよくいますね。 募集している仕事自体が、フルタイムのものが少ないのです。 よって収入は不安定か、フルタイムで安定した収入があっても 民間企業の会社員より低いです。 スクールカウンセラー自体、少子化なのに志望者が多くていっぱいの 状態になってますし、最近ではスクールカウンセラーだけでは 対応しきれない問題のために「スクールソーシャルワーカー」という 福祉職のほうが有効ではないか?という専門家の声もあります。 未成年者の支援をする仕事なら、スクールカウンセラー以外にも 福祉施設・司法(家裁)・医療など、学校以外の領域にもあります。 繰り返しになりますが、あなた自身は結果的に「救われた」と 思っていても、カウンセラーは「救った」と思わず 「本人が自己解決能力を正しく発揮できてよかった」 「本人が自分の意思で自分にとってベストな道を選べた」 と考えているのが、心理の仕事の本質です。 「救う」と考えること自体が支える側の“エゴ”であり、 支える側から見てベストではないと思える道を、クライエントが ベストだと思って選択したら(その前に説明責任は果たしますが)、 それもよしとしなければならないという葛藤も、時には抱えることが あります。やりがいはありますが、厳しい側面も多い仕事ですね。
お礼
詳しい説明ありがとうございました。 私はカウンセラーを始め、誰か第三者に話す事に意義を感じています。 第三者にしっかり伝わるように話す為には普段自分自身が頭の中で堂々巡りをしている考え方とは別の話し方をしないと伝わらないと思うからです。 そこで第三者に話す事により自分自身の考えを別の角度から見る事が出来るので 私自身 カウンセラーになったとしても相手に意見をしたり自分が治す とは考えていません。 私は聞く事に意義があると思います。結局最後に自分の人生を決めるのは自分自身ですし。 だから私はその手助け程度で十分満足です。 そして私は他人の事を考えるのが好きなのではなく、この仕事へ就職を考えているのではなく他人と触れ合う事が好きなのかもしれません。 その点で言うと実際体験をしているというのも多いと思いますし、カウンセラーというものの存在意義を感じました。 スクールソーシャルワーカーというのもみました。 大学卒業でも国家資格が与えられるというのを見ましたが、見た感じSSWは自分の中では専門家と児童のパイプラインという役割が基本のようで、どちらかというと幅広いイメージがあります。 なので私は中学~高校の思春期の支えになるようなスクールカウンセラーになんとしてもなりたいです。 私自身、尊敬してる先生が居るので・・・ 学校のカウンセラーの先生とも相談をしていきたいと思います。 お礼なのに長々とすみません。