生サケのルイベはアイヌ料理か
「生の鮭にはアニサキスなどの寄生虫がいて生食するのは危険なので、
アイヌの人々は凍らせてルイベにして食べていた」
というのを聞いたり読んだりしたことがあります。
マンガ「○○しんぼ」にも確かそのようなことが。
生サケの危険性を減じるのにたしかにルイベは合理的な料理だと思うし、
アイヌの人々がその昔厳寒期に、厳寒期でもとれる獲れる魚や、あるいは塩漬けや燻製の魚をルイベにしていたのも、そうだと思いますが、
少なくとも鮭の遡上の時期と屋外に置いておいた魚がコチンコチンに凍ってしまうような厳寒期とはかなりずれていると思うので、
「アイヌの人々が(寄生虫の危険性を減じるために)生サケをルイベにしていた」
というのは誤りではないでしょうか。
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