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フランス語の文法ポイントについて
- フランス語の文法ポイントについて質問があります。質問文章からセンセーショナルなタイトルを30文字前後で生成した結果、 「フランス語の文法ポイントについて質問があります。なぜ「quand tu as bu」では過去形が使われているのでしょうか?」 となりました。
- 質問文章の要約文は以下の通りです。 1. フランス語の文法ポイントについて質問があります。 2. 「quand tu as bu」では、なぜ過去形が使われるのでしょうか。 3. 主節が現在形であることを考えても、過去形が使われる理由がわかりません。
- ハッシュタグの提案は以下の通りです。 1. #フランス語 2. #文法 3. #質問 4. #過去形 5. #疑問
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。12/10のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問: <なぜ、前述の文章では、過去のお話でもないのに、"quand" の中に過去形を用いているのでしょうか> 複合過去の「現在完了」の意味があるからです。 1.複合過去には以下の2つの用法があります。 (1)英語の現在完了のように、現在においては完了している行為を、過去の行為の結果として現在に結びつけて表現する用法 例: Il est parti pour Japon. 「彼は日本に発った(その結果としてもういない)」 (2)過去に起こったことを、一点の事実として表す用法 Je l’ai vu hier. 「昨日彼に会った」 2.ご質問文の例文は、この(1)にあたる用法で、「完了」を表しています。 つまり、「飲んでしまう」という行為の完遂を、複合過去で表しているのです。 3.これが現在形のboisだったら、単なる「飲む」という行為そのものを表すだけで、「飲んでアルコールの効き目が出る」というニュアンスが表せないのです。 4.日本語では「飲む」と現在形のような和訳になっていますが、正確には、「飲んでしまうと」という完了を暗示する訳が正しい訳になります。 5.この用法は、主節が未来形でも、複合過去として用いられることもります。 例: Tu vas m’oublier si tu es parti pour Japon. 「君が日本に行ってしまったら、僕のこと忘れるだろうね」 主節は近未来形ですが、副詞節のsi節は、複合過去を用いて「行ってしまう」=「いなくなる」という「完了」の意味を表しています。 以上ご参考までに。
お礼
Parismadam さま いつも、詳細なご解説、本当にありがとうございます。 私はParismadam さまに、お中元、お歳暮を送らなければ いけません(笑) 今回も頂いたご回答を読みながら、PCの前で 「う~ん、なるほど、なるほど。」とひとり、唸ってしまいました。 >これが現在形のboisだったら、単なる「飲む」という行為 >そのものを表すだけで、「飲んでアルコールの効き目が出る」 >というニュアンスが表せないのです。 >日本語では「飲む」と現在形のような和訳になっていますが、 >正確には、「飲んでしまうと」という完了を暗示する訳が >正しい訳になります。 とのことですが、言われてみればそうですよね。 お酒を飲んでもほとんど酔わない人もいますし、 "quand tu bois" では、「お酒を飲んだ」という事実を 述べるだけで、「酔った」というニュアンスまでは 伝えることができませんよね。 以前、英語教育を専門としている人が、「日本語には 現在完了という概念がないから、日本人にとっては 現在完了(特に現在完了の”結果”)が一番、難しい。」 と言っていたのを思い出しました。 ところで・・・。 毎回、こちらに質問させていただく際、 「こんな基本的なことを聞いて、笑われるんじゃないかしら。」 と、内心躊躇しながら質問させて頂くのですが、 いつも、Parismadamさまをはじめ、回答者さま方からの 詳しく分かりやすいご回答を頂くたびに、 『「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。」と言うけれど、 本当に質問して良かったな~。』という気持ちになります。 今回もParismadamさまにご回答をいただけて、 すっきり、納得いたしました。 本当にありがとうございました。