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軒高の解釈
都内1種中高層地域に、狭小3階建てを計画している施主です。 建築家の先生が提案したプランが素晴らしかったのですが、 軒高に引っかかるため実現できないことがわかりました。 地下を掘って階高を下げる資金の余裕はありません。 自分としてはこの意匠を保ったままの建物がよいのですが、 お忙しいためか、似て非なる類案の提示にとどまっています。 (あまり住宅の設計が得意でなさそうです) そこで自分で軒高の解釈の事例を勉強して、こちらから 制約を回避できるようなアイディアを提案しようと思いました。 よい書籍やサイト等、ご存じ出来たら教えてください。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
いくら屋根の形が複雑、とはいえ、木造3階建てで、軒高9mはできないことはないと思います。 たとえば、1階がガレージと水まわりだけ、 あるいは寝室、というのであれば階高を低めに設定し、 3階の軒も下げたりして勾配を大きく取る、 など、多少バランスは変わっても、全体の意匠をご希望にそわせる方法はありそうな。。。 片流れの屋根の場合、高い方の軒を軒高としますが、 屋根が小屋組みで形成されているものは、それを支持する壁または柱の上端までです。 イメージとしては、勾配天井で昇り梁で屋根を形成していれば軒高は上側の梁(9m超えてしまう)まで。 空間に梁が水平に通って、束が立ち、屋根を支える場合は、(小屋組み)水平の梁の上端まで…9m超えず。 という解釈でいいかと思います。(日本建築主事会議会長事務連絡H7)~建築MEMOより
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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お礼
ありがとうございます。 1,2階の階高は低くとっています。3階の天井高を10m近くまで 片流れ的な形状を保ちながら高くしたいのです。 それによって、初めて意匠の核となる部分が実現できるのです。 (詳しく書けずに申し訳ありません) 代案の一つは切妻に変更したプランだったのですが、 私には納得が出来ませんでした。 やはり、一種中高層でやるのは無理な気がしてきました。(涙)