- ベストアンサー
メダカの体色の遺伝(伴性遺伝)について
F1から親の遺伝子型の組み合わせを答える問題を、 要領よく(できるだけ速く)解くには、 まずどこから考えていけばいいでしょうか。 ※性染色体はXY型です。 ・体色が緋色と白色になる遺伝子はX染色体、Y染色体の両方にある。 ・緋色の遺伝子をR、白色の遺伝子をrとする。(Rはrに対して優性) ・性染色体と体色遺伝子の関係を XR、Xr、YR、Yr と表すことができる。 (1)F1の雌はすべて白色、雄はすべて緋色になる (2)F1の雌、雄ともに緋色と白色が1:1になる (3)F1の緋色と白色の体色が3:1になる どれか一つでも構いませんので、 まずどこから手をつければいいか、 どのように考えていけばよいのかを 教えてほしいです。 初歩的な質問ですがよろしくお願いします。 もう一つさらに初歩的な確認なのですが・・・ XYどうしの交配なんて、ありえないですよね? 上記の問題(2)の解答が、 XRYrとXrYr と書いてあるのですが、誤植ですかね? ちなみに自分は XRXrとXrYr だと思うのですが・・・。 志望大学の過去問なので少し不安になり、 質問させていただきました。 わかりにくい点ありましたら補足しますので、 ご解答よろしくお願いいたします。 長文失礼しました。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
F1の白色の遺伝子型はXrXrかXrYrしかないということから考えるといいと思います。 (1)F1の雌はすべて白色、雄はすべて緋色になる 雄雌で、表現型の分離比が違うのは伴性遺伝の典型ですね。 F1 雌がすべて白色ということは、XrXr。一方のXrは父方からきたので父はXrY、もう一方は母方から来たのもでこれが100% Xrなので、母はXrXr。ならばF1雄はXが母方から来るのでXrY. これが100%緋色なのでXrYR。YRは父方から来たものなので父はXrYR。 (2)F1の雌、雄ともに緋色と白色が1:1になる F1 白色の雌はXrXr、白色の雄はXrYr。Yrは父方由来なので父はXYr、かつXがXrでなければF1 XrXrは出ないのでXrYr。父がXrYrなら、F1の緋色はXRXr、XRYrしかなく、母はXrとXRの両方の配偶子を作ることになるので、XRXr。母XRXr、父XrYrとして検算すると実験結果と一致する。 (3)F1の緋色と白色の体色が3:1になる 優性形質:劣性形質=3:1というのはヘテロ接合体同士の分離比であるということ、つまりRr x Rr でRR:Rr:rr=1:2:1と見抜く。 とすると、母はXRXrで決まり、父はXRYrかXrYRかということになる。 後は、父の遺伝子型2通りについて考えて実験結果に一致するものを選んで、父はXRYr。 >XYどうしの交配なんて、ありえないですよね? 上記の問題(2)の解答が、 XRYrとXrYr と書いてあるのですが、誤植ですかね? 誤植ですね。 ただし、蛇足ですが、メダカではXY同士の交配、XX同士の交配は可能です。山本時男博士の1960年ころの有名な研究で、ホルモン処理でXY雌、XX雄を作ることでそういう実験が行われていました。ヒトのY染色体のように、雄に必要なわずかな遺伝子を残してほとんど機能を失っているのとちがって、メダカのY染色体はX染色体と同じ機能を保持しているので、例えばYY雄なんていうのも生まれてきます。
その他の回答 (1)
- keiii1i
- ベストアンサー率47% (30/63)
(1)は、 親の遺伝子を雌 X○X● 雄 X○Y● とすると すべての雌が白色になるためにはXにrがあってはいけないので雌の○●と雄の○はr 緋色の雄が生まれるにはRが1つは必要なので雄の●はR (2) 同様に親の遺伝子を雌 X○X● 雄 X○Y● とすると 白色の雌が生まれるには雄の○はrでなくてはならない 雌は片方はrでないと白色は生まれないし、どちらもrだとYとの組み合わせで、雄がすべて白色あるいは緋色になるので雌の○●はRとr 雄の●は、雌がRrと決まったのでrでないとすべて緋色になるから●はr (3) 雄雌関係ないのでRr Rrで3:1になる って感じでどうですか?
お礼
お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。 ご回答ありがとうございます。 こうやって考えれば速く解けますね。 ありがとうございました。
お礼
お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。 専門家の方からのアドバイス感謝します。 そしてご説明が本当にわかりやすいです! 3問とも理解できました。 雄のYは父方からしかこないので、 そこから探っていけばいいんですね。 今までどこから手をつければいいかわからず、 全部表にして時間かかってたのですが、 今はどんどん解けるようになりました! 本当にありがとうございます。 最後のところなんですが、 XY同士、XX同士の交配が可能とは知りませんでした。 すごい実験ですね! 同じ機能を残したまま・・・すごいです。 先生のお話とても勉強になりました^^* またどこかでアドバイス頂けると嬉しいです。 本当にどうもありがとうございました。