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年号表記

 年号表記についてお訊ねします。  例えば、 「2007年(平成19年)」  を漢字で書く場合は、 「二〇〇七年(平成一九年)」 「二〇〇七年(平成十九年)」  どちらで書くべきでしょうか?  両者の違いは、 「平成一九年」 「平成十九年」  の数字の部分だけです。  ちなみに、西暦の方は絶対に、 「二〇〇七」  で書くという条件でお訊きします。  どうか教えて下さい。  宜しくお願い致します。

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回答No.3

「二〇〇七年(平成十九年)」 の方が、比較的、よく見る書き方のような気がします。 新聞表記では、確実に「二〇〇七年(平成十九年)」の方でしょう(とはいえ、最近は洋数字を使うことが多いのですが)。 手許にある共同通信社発行『記者ハンドブック』によりますと、 西暦の数字では単位語を省略する。 とあります。つまり、西暦の表記は、「二千七年」ではなく、「二〇〇七年」と表記せよ、ということです。それ以外(和暦)は単位語を省略することなく、「十九年」とせよ、ということになります。 もちろん、これは新聞社が決めたルールですので、個人的な文書などで守らねばならぬルールではありませんが。 西暦で、単位語を省いて書くのは、「一千九百二十五年」などと書いたら、ぱっと見て、いつのことか分かりづらいということが第一にあると思います。 また、西暦は下2桁だけで表記する場合もあり、単位語を省略すれば「〇七」年と書けますが、省略しなければ「七年」としか表記できないことになります。また、例えば2015年を、単位語を入れて略すと「十五年」になりますから、そうするとこれが、果たして西暦の2015年なのか、平成15年のことなのか、判断に迷うことがあると思います。ですから、西暦は単位語を省略した方が都合がいいのでしょう。 では何故、和暦の方は単位語を入れるのかと言えば、和暦では3桁以上になることはまずないからでしょう。つまり単位語を入れてもさほど分かりづらいということがないですし、下2桁に略して書くこともありません。 また、日本語表記の原則から言って、略することにそれなりの意味がなければ、単位語を略さないのが普通でしょう。 要は、西暦の方が、便宜上、単位語を略しているだけなので、和暦では略さないのがよい、ということだと思います。 もし、単位語を略した書き方で統一した方が綺麗だとおもうのならば、「二〇〇七年(平成一九年)」にされたらよいと思いますが、それをするならば、書いた文書全部について、数字表記に関して、すべて単位語を抜いて書かないといけないことになりませんか? 私だったら、「平成一九年」で統一せよといわれれば、文章の全部の単位語を省略する文章を書いてしまいます。でもそれも、ヘンですよね。 とはいえ、これは私の感覚的なものですが。 実際、学術論文などを見ていると、「二〇〇七年(平成一九年)」型の書き方もよくみられますので、結局は、好みの問題だと思います。

water5
質問者

お礼

 Samantabha様、読みごたえのある長文をありがとうございました。  ものすごく理解しやすかったです。説得力もありました。  そうですね、 「二〇〇七年(平成十九年)」  という表記でいこうかと思っております。  私的な文書ではないので、皆様のアドバイス通りに従うのが妥当だと思いました。考える余地を与えて下さったことに感謝の気もちでいっぱいです。  重ねて、お礼を述べる次第です。  どうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.4

“平成十九年派”です。 西暦の後ろに、カッコ内に和暦を入れ書くのであればいいのですが、文章の中に和暦だけが単独に出てきた場合、どうしますか? 統一した方がよいということで、西暦とセットの場合に「二〇〇七年(平成一九年)」と書くなら、西暦のない部分でも「一九年」と書きますよね。 すると、いちいち「平成」を付けて書くのならいいですが、文中に何度も年号が出てきた場合、たいてい元号は省略しますから、例えば、「この一二年には、このような出来事があった」という文章を書いたとすれば、「この いち に ねん」と読まれないとも限りません。 あと、単位語抜きでの表記に統一するならば、年だけでなく、月日も単位語抜きにしなければならず、「一二月」「一二日」も同様、「いち に かげつ」「いち に にち」などと読まれかねません。 さらに、人数とか、本の冊数とか、同じ文中すべて、単位語抜きで表記しないと、統一できていないことになるのではないかと思います。 けれども、日本語で数字を表記する場合、単位語を入れることが原則でしょう。西暦で単位語を省略するのは、あくまでも暗黙の了解に基づいた、例外と考えた方がいいのではないでしょうか。

water5
質問者

お礼

 monju-9132様、返信ありがとうございました。  更に理解を深めさせてくれるレス内容でしたよ。  とてもタメになりました。  monju-9132様の指摘されていることは、すべてごもっともだと思います。 「平成一九年」  と表記した場合、他のすべての表記も、単位語抜きにしなければなりませんものね。  monju-9132様の仰る通りであります。 >日本語で数字を表記する場合、単位語を入れることが原則でしょう。 >西暦で単位語を省略するのは、あくまでも暗黙の了解に基づいた、 >例外と考えた方がいいのではないでしょうか。  これがすべてを物語っていると思いました。  素晴らしい助言を下さり、本当にありがとうございました。

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.2

>どちらで書くべきでしょうか? 全体的な表記の原則に沿って書けば 「二〇〇七年(平成一九年)」 しかありえません。

water5
質問者

お礼

 ANASTASIAKさま、返信ありがとうございました。  おかげさまで、解決できました。

noname#104909
noname#104909
回答No.1

「平成一九年」こちらは「へいせいいちきゅねん」「一」をじゅう とは読めません。 「平成十九年」と書くべきでは。

water5
質問者

お礼

 suzumeno様、返信ありがとうございました。 >「平成一九年」こちらは「へいせいいちきゅねん」 >「一」をじゅうとは読めません。 >「平成十九年」と書くべきでは。  そうなんです。ごもっともです。  ただ、こういった見方もあります。 「2007年」  の部分も正式に書けば、 「二千七年」  となるような気がするのです。  例えば、 「1999年(平成11年)」  なんかは、 「千九百九十九年」 「一九九九年」  後者のほうが見栄えがいいですよね。  もしも後者の表示の仕方を選ぶなら、平成の部分も同じように、 「(平成十一年)」  ではなくて、 「(平成一一年)」  なのかなと思ったわけです。  これらはあくまでも美観という点から質問しています。  だからわたしは、 「統一すべきかどうか、それが問題だ」  とハムレットのように悩んでいます。  どうか教えて下さい。  宜しくお願い致します。

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