大日如来とは?
真言宗は天台宗のように非常に檀信徒や民衆に対して宥和的で慈悲や理解があると宗教だと思うのです。素晴らしいと思います。
さて大日様はワイルドカードのような総括的存在なのでしょうか?
しかし私の檀那寺は真言宗豊山派ですが御本尊は不動三尊です(納骨・位牌の間はお地蔵さん)。
護摩を焚いたりする時にお不動さんの力を借りるのでそうなっているのでしょうが全国の真言宗の寺院で大日様を御本尊としている所は少ないようです。仏壇の御本尊は多くが大日さんなのに何故でしょうか?王冠や少し豪華な衣装を身にまとっている以外はこれといって特徴のない仏様なので人気がないのでしょうか?
もっともそれはそれであまり仏教に詳しくない人に都合がいいという側面もあるみたいです。
例えば私の祖母は我が家の大日さんに向かって「南無阿弥陀仏」と唱えています。
ワイルドカード的存在だからOKかなと思っていましたが今「もしや全て三世諸仏に通じているのでは?」と思いました。
大日様はこの宇宙そのもの(森羅万象)、即ち全ての物質や現象だそうですがもしそうなら大日様は全ての時空に同時に存在し得る存在といことになるので私自身でもあり三世諸仏、一切経、一切僧でもあるという事にもなりますよね?釈尊や阿弥陀さんも大日さんの一部なのでしょうか?そして大日様は実在の仏様ということですか?
弥勒さんは遠い未来に如来となって救いに現れるらしいですが既に大日さんを通して弥勒さんは今自分とともに如来としてもいらっしゃるしお釈迦様や阿弥陀様、観音様、過去の阿閦如来さんもそれは同様だと思ったのです。
だとすればすごい仏様ですね。
これは正しい解釈ですか?
それとも「通じている」のではなくて単に時空を超えた森羅万象を形成しているに過ぎない存在なのでしょうか?