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電気パン、焼きあがったときイオンはどこに?
ホットケーキミックスを水で溶いて100Vをかけて焼く電気パンの製作で、焼き上がりは電流が流れなくなったときとします。 パン種には水に溶けるとイオンになる塩などが含まれます。 焼きあがると水分が少なくなり、電気を運ぶイオンが移動できなくなるからというのが理由です。 焼きあがったとき、最初水に溶けてイオンになったものはイオンのまま存在するのでしょうか。 この点がとても気になるので、どなたか教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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例えば塩化ナトリウムですが、塩化ナトリウムという「分子」は存在しません。あくまでもナトリウムイオンと塩化物イオンがバラバラに存在し、結晶が出来たときだけ、近傍に整然と並びます。 ですから結晶全体を見た場合負のイオン(塩化物イオン)と陽のイオン(ナトリウムイオン)が完全に釣り合っているわけではありません。 パンが焼き上がった時点でほとんどのイオンは微結晶となると思いますが、なかには結晶となれずにパンの格子の中に電荷が中和されないまま残るイオン群は必ず存在します。 結晶になれなかったイオンのほとんどは、数個のイオンが集まって本当の結晶と呼べない小さなイオンのクラスター(群れ)程度で存在するでしょう。この場合一つ一つのクラスターはプラス1あるいはマイナス1程度の片寄りを持ったままパンの格子の中に埋まっています。 なおパンはデンプンが主ですので、デンプンの中に沢山あるグルコース単位のアルコール末端と水素結合して安定化しているものと考えられます。
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- c80s3xxx
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結晶化して,つまり塩の粒のようになっている分もあるでしょうけど,ホットケーキ自体,焼き上がってもかなりの水分を含んでいるので,そこに溶けている分もかなりあるでしょう.
お礼
c80s3×××様 ご回答ありがとうございます。 たしかに焼きあがったホットケーキはまだかなりの水分を含んでいるようなので、おっしゃるとおり、その水分に溶けてイオンのままいるものも結構あるかもしれません。
お礼
doc_sunday様 ていねいなご回答感謝いたします。 素人の私が読んでもわかりやすいご説明で、1行1行深く頷きながら読ませていただきました。 なんとなく感じていたように、やはりこの現象も深い知識がないと説明できないことが分りました。 ありがとうございました。