アメリカに35年ほど住んでいる者です.
昔はいろいろ意味があり、その意味があったからこそということで、命名したのでしょうが、その風習は完全といっていいほどなくなっていると思います.
ただ、父母/祖父母の名前をそのまま受け継ぐという事はいまだに残っています. First nameとMiddle nameがありますので、そのmiddleを使うという事もあります.
私がまだ学生時代には、お母さんとおばさんの名前を両方もらってFirst nameとMiddle nameとするんだけど、呼ぶときはその両方を使うという事がかなり多かったです. いまだ、南部ではそういうやり方があるようですね.
たとえばお母さんのfirst nameはMaryでおばさんはJoだったとすると、Mary-Joとするというぐあいです. これは、女の子の場合が多いですね.
男の子の方では、その反対に親父から全く同じ名前をもらって、二世、三世とする時もあります. II、IIIとつけます.つまり、David Jonesが親父だとすると、同じ名前の息子はDavid Jones II, このIIはthe secondと読みます. 三世はDavid Jones IIIでthe thirdと読みます.親父をthe firstという事は殆んどありません.
ただ、会話の中ではthe secondは殆んど使わず、JRと書きJunior(日本でジュニア)といい、親父のSR(Senior)と分けます.
この二人が存在すると知らないで、電話をかけると、seiniorかjuniorのどっち?って聞かれます. the thridは会話ではbaby、つまり、Is Baby David at home? デイビッド三世は家にいますか?ということですね. もちろんこの言い方は、親父がまだ健在中のことですけどね.
親父が死ぬと、二世はseniorに昇格し、三世はjuniorになります. じゃ、親父はどうなっちゃうの?というと、late Davidとかgrampa David(生存中もそう呼ばれることは多いですけど)なります。
又、最近は特に黒人の間では、自分で勝手に好きな名前を作り上げています. 可愛い感じだとか、雰囲気だけでです. 全く、今までない名前ですね.
また、日本では、省略された形、と説明されている、昔からの名前を短くした物を、短くされた物としないで、そのまま、公式名としてきています.
つまり、Mikeの本当の名前はMichael, TeriはTheresa, Terissaなどから、また難しいところでは、PaggieはMargaretteからとか、日本では、説明されているようですが、いまではMikeというなまえで出生登録をするという事ですね. つまり、彼にとっては、Mikeというのが彼の本名であり、Michaelとは関係ないということですね.
ここにいる外国人は、帰化するときに、名前を変更する権をあたえられます. 名前はもちろん、苗字もです. ですから、リンカーンが好きだから苗字をリンカーンに変えることもできるんですね. また、苗字を名前として、リンカーン・ワシントンとか(リンカーンがfirst name)
本題の「名前に意味がありますか」という事は、99.9%のアメリカ人は由来などは考えていないと思います. 大人になってから、(子供時にでもそうかもしれません)、自分の名前の由来に興味をもつという事はあるでしょうが、親が名づける時は、日本流の思いを込めてということはないです.
Georgeはそれで良いです. メキシコ(南米)系はJorseとそのまま使っています.
何か、余談集になってしまいましたね.
お礼
分かりやすい例などあげていただいてありがとうございます。 もともと意味はあるが今はそれを意識していないということや実際に呼ぶ時の事までいい事をいろいろ聞かせていただきました。 いつか猿の研究で日本が先進しているのは命名法にあると聞いたのを回答を読んでいて思い出しました。