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歌詞の計量言語学

伊藤雅光さんの計量言語学入門を参考に、今、歌詞を文節に区切り、そこから自立語の基本形を抽出する作業を死に物狂いでやってます(泣)将来的には、品詞構成率、高頻度語を分析しようと思ってます。 そこでの条件として、形式名詞は自立語として認め、接尾語は認めないで、文節に区切っているのですが、例えば (1)はぐれ者 (2)新しく[あたらしい]形/生まれて[うまれる]動/くる[くる]動/者? (3)あの頃[あのころ]名 (4)知れた[しる]動/頃? という感じになりしっくりきません・・・・ つまり、接尾語なのか、形式名詞なのかわからないということです。 これは、おそらく研究者の立場によっても違うのでしょうが、どう扱えばいいのでしょうか?・・・ また、 (4)自由に[じゆう]形動/なりたく[なる]動/ないかい[ない]形 (5)自由を[じゆう]名/奪う[うばう]動 (6)全て[すべて]副/愛する[あいする]動 (7)全てが[すべて]名/愛しい[いとしい] (8)誰も[だれも]副/知りや[しる]動/しない[する]動 (9)誰もが[だれも]名/知って[しる]動/いる[いる]動 のように品詞が文脈によってばらばらになってしまいます。語彙調査においての品詞構成率を出す場合このようにばらばらになってしまってもいいのでしょうか・・・ ご教授いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

回答No.1

(1)はぐれ者 「暴れ者」や「独り者」と同じく平板アクセントになっていますから、これ全体でひとつの複合名詞と見るべきでしょう。つまりこれで一語。 (2)~(4) 「頃」 基本的には形式名詞でよいかと思います。 「頃は元禄十四年師走半ばの十四日」なら、間違いなく名詞です。 「三時頃にいらっしゃい」なら、「ゴロ」と連濁していますから、接尾辞と見るべきでしょう。 (8)誰も[だれも]副/(9)誰もが[だれも]名 これは難しいな。 国文法的には、どちらの「モ」も係助詞(副助詞)で、否定が続くときは格助詞なしで全面否定を表し、肯定文では格助詞をつけて全面肯定を表すということになっていますが。 これで行けば、この例ではどちらも主語になっているから名詞、ということになります。 ただし、 「優秀な人が 誰も 来なかった」 「ゲームが 何も できない」 「わたしは 紅白出場歌手を 誰も 知らなかった。」 「慰めの言葉を 何も かけてやれなかった。」 だと、「ダレモ」「ナニモ」が主語・目的語と共起しているので、副詞とせざるを得ない。 どうしても名詞としたければ、苦しいけれども、同格とする手もあるが。 もしそういう例がないなら、あってもごく少数なら名詞でどうでしょう? >品詞が文脈によってばらばらになってしまいます。 これはまぁ、仕方がないでしょう。 ひとつの手段として、 自由 50トークン(うち、名詞用法30、形容動詞用法20) 全て 30トークン(うち、名詞用法10、副詞用法20) という風に、二つの角度から眺めてはいかが。

ozakiyutak
質問者

お礼

ありがとうございます。 非常に参考になりました。 分類はなかなか難しいですね・・・ またよろしくお願いいたします。

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