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内因性ペルオキシダーゼの失活について
免疫組織化学染色法で、ペルオキシダーゼによるジアミノベンチジンの分解により、発色させる反応があります。この過程において、内因性のペルオキシダーゼの失活のために、H2O2-メタノールに組織を浸しますが、疑問に感じました。ペルオキシダーゼの基質であるH2O2を加えることにより反応させてしまうのは理解できますが、酵素は反応の前後で変わらないという性質があるのに、失活するのが理解できません。また、メタノールは何の役目でしょうか?これも基質となるのか、これによりペルオキシダーゼタンパクを変質させるのでしょうか?
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noname#160321
回答No.1
多くのペルオキシダーゼは過酸化水素の分解能がありますが、ものによっては反応時に自分自身が修飾されてしまいます。過酸化水素の分解にはカタラーゼが専ら用いられます。 添付資料もホースラディッシュペルオキシダーゼの不活化に過酸化水素を用いています。
補足
ご丁寧に資料までありがとうございます。修飾されるので、酵素活性がなくなってしまうのですね。修飾というと、糖鎖の付加のイメージがありますが、ここでの修飾とは、タンパク質の変性とは違うのですか?いまいち修飾が具体的にイメージがつかないのです。すみません。あと、メタノールはなんの役目なのでしょうか?