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ラットが原始的宗教行為?
http://okwave.jp/qa3571023.html 上記アドレスのANo.10での回答の文中で、 >ラットの実験で、ラットが原始的宗教行為を行うことが確認されています。これを宗教と呼ぶかどうかは別として、人間にしか宗教が無いというのは一考の余地があるかと思います。 という一文があります。 この「ラットが原始的宗教行為を行うことが確認されています」というのが、どういう実験でどういう結果だったのか、具体的に知りたいです。 検索はいくつかしてみましたが、それらしき記述が見つけられませんでした。 詳細を知る方法、文献などをご教授ください。 なお、私はラットが宗教行為をするかどうかという点よりも、その実験をした人がラットのどういう行為をどういう宗教行為と見なしたのか、その辺りに興味があります。 生物学で尋ねるか、心理学で尋ねるか、迷いましたがとりあえずこちらで質問させて頂きました。 よろしくお願いします。
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バラス・スキナーはレバーを押すと自動的に餌が出てくる仕掛けを施したラット用の箱型実験装置(スキナー箱)を考案し,オペラント条件づけとして実験しましたが,その実験ではないですかね。 具体的な実験は,スキナー箱にラットを入れ,ブザーが鳴ったときレバーを押すとエサがもらえるようにしておくと,ラットはブザーの音に反応してレバーを押すようになるというものです。パブロフの条件反射をレスポンデント条件づけ,またスキナーの実験はソーンダイクの試行錯誤学習に含まれ,これらをオペラント条件づけと区分けして再定義しました。 オペラント条件づけは,始めの刺激が何であるかによらず,一種の儀式的な行動を示しますから,それを宗教的といったのかも知れませんが,そうなら多くの動物種が皆宗教を持っていることになりますね。
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- Diogenesis
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「ラットの原始的宗教行為」がどのようなものか知りませんが, 「ハトの迷信行動」なら有名です。 ハトの行動とは無関係に一定時間おきに餌が与られるような状況下でも, 餌を手に入れる直前にたまたま行なった動作(首を振るとか,羽を広げるとか,ケースバイケース)が 儀式のように繰り返されるようになるというものです。 ●迷信はどのようにして生まれるのか http://www.komazawa-u.ac.jp/~ono/meishinfushigi.html 行動のあとに環境変化が生じるという随伴性(≠因果性)によって 規定されるオペラント条件づけのひとつの事例ですので, 似たようなことはハトばかりでなくラットでもヒトでも起こりえます。 残念ながら,ラットの実験例はちょっと思い当たりませんが, ヒトの実験例は同じサイトの別ページで紹介されています。 ●実験:人間の迷信行動 http://www.komazawa-u.ac.jp/~ono/research.html ただ,このような行動を「宗教的」と呼ぶことが適切かどうかは疑問です。 そもそも,その回答者が言及しているのはまったく別物かもしれませんし。
お礼
回答ありがとうございます。 昔大学の教養で取った心理学の講義を思い出しました。 リンク先の解説がとても興味深いです。 それにしても、この「オペラント条件づけ」が私の探しているラットの実験だったとすると、これを「原始的宗教行為」と言ってしまうのはやはり妙な気がします。
お礼
回答ありがとうございます。 私が知りたかったラットの実験というはまさにその「スキナー箱」を使った実験のことなんじゃないかという気がしています。 よくTVで飼い主さえ首をひねる奇妙な癖を持っているペットが紹介されたりしますが、それもこのオペラント条件づけのせいかもしれません。 しかしこれを「原始的宗教行為」と言い切ってしまうのは… 元々のANo.10の回答者の方の個人的な見解なのかもしれません。