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高周波加熱機で使うルツボについて

高周波高温機でるつぼと組み合わせて高温にしたいのですが、 原理的に伝導性のあるルツボでないと温度は上昇しません。 ルツボに渦電流を流してルツボ自体が高温になるのですから。 アルミナルツボを置いてもまったく高温にはならないです。 そこで質問ですが、伝導性のあるルツボはどういうものが売られてますか? 安いのがいいです。今のところグラファイトルツボくらいしか思いつかないんですが、何かないでしょうか?1400度くらいまで耐えられる素材のルツボでお願いいたします。

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  • sat000
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回答No.1

誘導加熱は使用したことがないので間違っているところがあるかもしれません。 誘導加熱の場合、電磁波を吸収する物に要求される特性として、適度な電気伝導があること、ということになるかと思います。 抵抗が低すぎてもジュール熱が出にくくなりますし、抵抗が高すぎても電磁波を効率的に吸収できなくなりますから。 多少ならマッチング回路で逃げられるかもしれませんけど。 というわけで坩堝そのものに電磁波を吸収させる場合、グラファイトが良く使われると思います。 グラファイトなら、不活性ガス雰囲気か真空なら1400℃でも全然問題無いと思います(グラファイトを作るのが1500℃以上なので)。 むしろ材料との濡れ、反応性の方が気になります。 その他の候補としては、白金とか石英等ですが、これらは直接的に電磁波を吸収させるのではなく、グラファイト等で作ったサセプタ(と呼ばれていたかと思いますが間違っていたらごめんなさい)に電磁波を吸収させ、そのサセプタの熱で坩堝を加熱するという方法になります。 それから、用途によりますが、汎用的な坩堝は確かに市販されていますが、研究用途の場合ですと、多くの場合、自作か図面を描いて業者さんに作ってもらうことになるかと思います。 価格的にはグラファイト製はグラッシーカーボンでない限り結構安い方ではないかと思います。 発熱効率云々よりも、本来の坩堝に要求される性能である材料との濡れ、反応性を重視して坩堝材を選ばないと後で苦労すると思います。 焼結BN(pBNの方がベターですが高い)なんかが、接触角が一般に大きくなるので、坩堝材としては適していることが多いかもしれません。