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古文の指導についてどうしたらいいのか分からず困っています
私は今塾講師のアルバイトをしています。 そして今週から冬期講習がはじまります。 冬期講習で教えるのは中学生。 これから高校入試を控える彼らに私は「古文」を教えます。 一応今回の冬期講習では「主題を読み取る力」を見につけさせる、というのがカリキュラムにあるのですが、私はそこまで古文が得意ではなく、普段は現代文を中心に指導しています。 そこで今回質問したいのは 1.古文において主題を読み取る力とはなにか 2.そのためにはどうすることが最善か ということです。 冬季期講習は明後日からはじまります。 私は今その準備をしているのですがなかなかどうしていいかわからなくて困っています。 どなたか私にアドバイスをいただけませんか。お願いします。 ちなみに高校入試は神奈川の公立高校入試(独自問題は除く)を意味します。
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- miirumatsu
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・・・それね・・・^^; カリキュラム自体、形式的なものですね。 一応、「主題をつかむ」とか、「心情を読み取る」とか、「場面、情景を読み取る」とか・・・なんか、表題がないと格好がつかないから掲げてある目標のようなもので・・・現実的にはあんまり深い意味はありませんよ、実際のとこ。 私も、参考書なんか書く仕事のとき、編集者に、「ま、なんか、カッコのつくような表題つけといて」みたいに言われて、テキトーにお題目だけ書くときありますよ。 あんまり深刻にならなくていいです。 高校入試の古文の問題というのは、ものすごく出しにくいものなんですね。 出せる文献が限られてるんです。 内容が平易で、短文(500字以内くらい?)でまとまりのある内容を持っていて、話の筋の展開が分かりやすくて、会話文を含んでいて、「オチ」のある話。 こういうのしか、出せないんです。 文法問題は出せない。 品詞とか、活用とか、助動詞の意味とかね。 だから、十年一日のごとく、古文の「文法問題」といえば、毎年毎年飽きもせず「係り結びの法則~~」が答えさせられてるわけでして。 難解な古文単語を含んでいてはいけないし、含まれていたら必ず注釈や傍訳がついてます。 そうなると、結局のところ、説話的なものしか、出せないんですよね、出すほうの事情から言うと。 (必ずしも文学史のカテゴリとしての「説話文学」の中から出される、ということではありません。物語の中の説話っぽい一説とか、出題者も苦労して文献を探してきてます) 過去数年以内に出された文献は出せないし。 ほんとに、条件が厳しく、限られた数少ない文献の中から、一生懸命探し出して出題してるんですよ。 説話の「主題」といったら、つまり、説教めいた話であれば、「どういう教訓が含まれているのか」ということ、笑い話的な話であれば、「どこがどう面白いのか」ということ、この二点に集約されます。 それを読み取るのが、要するに、「主題を読み取る」のテーマに即した読み方、ということになるでしょう。 そのための方法論ということですと、話の展開、筋を正しく追うこと以外にはなく、そのためにはまた、動作主と動作客体(誰が誰にどうしたのか)、会話の主体と客体(誰が誰にどう言ったのか)を正確に把握することに尽きます。 中学生に、高校入試レベルの古文を解説する場合には、敬語法を詳しく説明することができませんから、話の流れとして不自然にならないように、誰が誰に何と言って何をしたのか、ということを、図解したり、会話文のあるごとに会話主を明記させたり、という程度のことが関の山かと思います。
現代文と古文の違いは、単に現代語で書かれているか古語で書かれているかの違いに過ぎないので、主題の読み取り方についての基本的な違いはないと思います。