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月と背景
アニメなどでよく人物の背景に巨大な月が映る場面などがありますが、あれは誇張表現なのでしょうか? 人物のいる位置やカメラの角度、月の位置によっても勿論変化するものなのは分かっているのですが、実際人物と同じくらいの大きさに月が見えることはおこりえるのでしょうか? ちょっとおかしな日本語で済みません、よろしくお願いします。
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誇張表現といえばそうでしょうね。人が普通に目で見ているとき、人物と月が同じ大きさに見えることはないでしょう。 ただし、望遠レンズを使うと、被写体と背景の見える角度が違ってきますので、そういうことはいくらでも起こりえます。 月の視直径は 0.5°くらいです。tan0.5°=0.0088 だから、1.6mの身長の人を見込む角度が 0.5°になる距離は 1.6÷0.0088=182 ということで、ざっと200mくらい離れたところの人を月を背景に望遠レンズで見ると、大体人と月が同じくらいに見えることになるはずです。
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すでにA No.3・4・6のお三方が回答されている通り、視野角の問題です。 分かりやすくいうと、月が大きく見えてるのではなくて、人物が遠くにいるため、その人物が小さく見えているのです。その遠くに小さく見えている人物を望遠レンズで撮影すると、その人物同様に背景も大きく写るわけです。 例えば、空港に駐機している飛行機(ジャンボジェット)の写真を月が入るように撮った場合、飛行機に対して月はとても小さいですよね。でも、遙か上空にいる飛行機って、月より小さく見えてませんか。そういうことです。 http://www.orionas.gr/gallery/albums/userpics/normal_moon-airplane.jpg http://homepage3.nifty.com/ssc-concorde/My%20Pictures/LHR03.08%20HP/HP/air%20moon-4.jpg
お礼
参考サイトまで添付して下さり、感謝です。 参考にさせていただきます、どうもありがとうございます。
- equinox2
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すでに回答がでていますが、約200mの距離から、 焦点距離2000mm程度の望遠レンズで撮影すると人と月が 同じくらいで画面の0.7倍(横位置の場合)くらいになります。 #月が低い位置で無いと撮りにくいですが・・・ 注:焦点距離は35mmフィルムカメラ換算
お礼
ご回答ありがとうございました。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
月の大きさ、つまりカメラの画角に相当する角度は太陽とだいたい同じです。だから金環食や皆既食が見えるのです。その大きさは変化しないのです。月の側に何かが見えるとその物体の存在のために月が大きく見えることがあるのですが、それは単なる錯覚です。 だから人影のうしろにその背丈と同じくらいの月が出るなんてことはあり得ません。
お礼
確かに通常環境ではあり得ませんよね。 ご回答ありがとうございました。
月の視直径が約0.5度なので、人物が0.5度になるような位置から望遠で取れば良いです。 月が地平線近くに見えていて、その手前に身長1.7mの人が立っていると仮定します。 人物と月の直径が同じ大きさに見える為には、1.7÷tan0.5°mの距離まで離れないといけません。これを計算すると、 1.7÷tan0.5°≒194.8となり、約194.8m離れた場所から望遠で、人物と月を画角に収めれば人物の身長と月の直径が同じになります。 なお、地球と月との距離は約38万kmもあり、無視できるので計算に含めていません。
お礼
返答が遅れてしまい、申し訳ありません。 理論的な答えを求めておりましたので、迅速に対応して下さったのですが、2番手という事で申し訳ありませんが次点の評価にさせていただきました。 どうもありがとうございます。
- daitei
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「漫画」(アニメも含むのかも)の理論的な解釈に、「記号論」というものがあります。 実写映画と違い「漫画」で表現する方法の「約束事」の一つだと思います。夜を表すのに、方角、時刻、月齢などすべて省略して、「大きな月」を人物や景観に書くことで「夜」を表現する方法だと思います。 人物の額に隅に十字のようなマークを書いて「怒り」を表したり、 水滴のような汗を書いて、焦りや困惑を表すこともよく見かけます。 読者は深く考えないでも、読者も作者もこの記号が何を表しているかを、共通の認識として理解しています。よって大きな月は「夜」を表す記号と解釈してもよいと思います。 実際の人物と比較して大きすぎる月が見えることは、肉眼では起こりません。肉眼で見る月の大きさは、手を伸ばした先の5円硬貨の穴の大きさ程度にしか見えません。ほぼ無限遠にある大きさの決まっている月が 近くの物より大きく見えることは、肉眼や、それに近い撮影用レンズでは起こりません。映画では望遠レンズを使って、遠くの物を引き寄せてみせるときがあります。美的表現や構図や印象を強めるためのテクニックでしょう。高倍率の望遠レンズでは理論的には可能ですが、実写では無限遠の月と近くの人物を同時にピントを合わせ、夜間の光量の少ない場面では露出を合わせることは難しいでしょう。CG合成するなどした方が効果的でしょう。
お礼
なるほど、美術的にはそういう表現をすることがとても効果的なんですね。ご回答ありがとうございます。
- kotaro_3
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参考程度ですけど、 >アニメなどでよく人物の背景に巨大な月が映る場面などがあります >が、あれは誇張表現なのでしょうか? アニメの巨大な月は誇大表現です。 >人物のいる位置やカメラの角度、月の位置によっても勿論変化するも>のなのは分かっているのですが、実際人物と同じくらいの大きさに月>が見えることはおこりえるのでしょうか? そもそも前提なのですが、月の位置によって月の大きさは変わりません。 詳細で言うと、現在の月の軌道と地球の軌道の関係位置では1年を通じても、100年経っても変わりません (但し、火星とか金星まで飛んでいってしまったら当然小さくなりますけど。。。) 月が大きく見えるのは人間の脳の錯覚現象です。大きいように見えるのは概ね月が地平線寄りに位置しているとか、ビルの近くとか山の際に位置しているときです。varsinia01さんもご経験あるかと思います。 これは普段の月を見る位置が上空にあって、つまり空の高い位置にあって何も比較対象がない中で見慣れている月が ビル、地平線、山など比較対象物と並ぶと大きく見えてしまう錯覚現象の一つなのです。 逆に言うと、月が上空にある時には大きく見えません。
お礼
返答が遅れてしまい、申し訳ありません。 どうもありがとうございます。
お礼
返答が遅れてしまい、申し訳ありません。 理論的な答えを求めておりましたので、迅速に対応して下さり、一番の評価にさせていただきました。 どうもありがとうございます。