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セメント水比とスランプの関係
>水セメント比が同じであればスランプが異なっていてもほぼ同じ圧縮強度である。スランプが8cmの場合も18cmの場合も同じである。 という問題が出てきました。 ふと思ったのですが、スランプ値を変えるのには「水セメント比」を変えるのが妥当ではないのでしょうか?もし、空気量でスランプ値を変えるとすれば、強度が落ちるのでありえないと思いますが・・・。 水セメント比を変えず、スランプ値を変えるとは、どういう方法で変えるのか教えてください。
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>水セメント比が同じであればスランプが異なっていてもほぼ同じ圧縮強度である。 セメント水比と圧縮強度は比例するという大原則(理論でなく、数え切れなくくらいの実験によって認められた原則)でコンクリートを調合します。水セメント比を変えると圧縮強度が変わり、変えなければ、水分が多くても少なくても同じ強度になるという原則です。 >水セメント比を変えず、スランプ値を変えるとは、どういう方法で変えるのか教えてください。 一般的には単位水量を変えます。スランプを大きくする場合はコンクリート中の水分を多くします。単位水量が変われば、水セメント比は一定ですので単位セメント量も変わります。単位水量やセメント量が変化すれば、必然的に立米あたりの細骨材量や粗骨材量も変わり、細骨材率も変わってきます。 特殊解として、流動化剤や高性能AE減水剤といった混和剤を使用することもありますが、微妙に調合は変化させます。 ちなみに、同一強度のコンクリートでも高スランプのものは低スランプのものより高価なセメントを多く使用するので、値段は高いです。
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- saltmax
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ひび割れ発生その他の不具合や単価を無視し スランプを変えることだけ考えるのなら 1.単位水量を増やす。 2.細骨材率を上げる。 3.単位粗骨材量を下げる。 4.コンクリート温度を下げる。 5.粗骨材の最大寸法を小さくする。 6.混和剤を使用する。
お礼
私が見た問題の解答には「強度が全く変わらない」ということでしたので、そんなことが出来るのだろうか、しかも10cmものスランプ差があっても・・・と疑問に思いましたので質問させて頂きました。 回答、ありがとうございました。
減水剤やAE減水剤などの混和剤を入れることに流動性を調整できます。
お礼
減水剤などの混和剤を入れることで10cmものスランプ差があっても強度が変わらないのですね・・・。10cmというと私にとってはかなり大きな差という感じがするのですが、それでも強度が変わらないとなると、混和剤というのはある意味、便利なモノでもあるような感じがします。 ありがとうございました。
お礼
「水セメント比を変えず~」というのは、すなわち「単位水量も単位セメント量も変えない」と、勝手に解釈していました。冷静に考えれば「~比」というのは割合を表すものだ、ということに気付きませんでした。 ありがとうございました。