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ビブラートについて
最近ボイストレーニング教室に通うようになったのですが、そこで講師の方から「発声時に自然とビブラートがかかるね」と指摘されました。 普段の発声時はビブラートがかからないのですが、ボイトレの教室での発表時など人前で発表する時(緊張する時)にのみビブラートがかかるようです。 当初、私は緊張により声が震えてるだけかと思っていたのですが、講師の方は震え声ではなくビブラートであると指摘しています。 緊張するとビブラートとは自然にかかるものなのでしょうか? どなたか詳しい方お答えください。
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良くも悪くもありますね・・・。 <悪い> ビブラートはあくまで歌唱技術の一つ、いわゆる『ツール』ですから コントロールできないと意味がないです。 一曲の中でもビブラートを使う場面とそうでない場面があると思います。 歌に表情を持たせるためですね。 なので、揺るぎない真っ直ぐな発声ができないと不便ですよ。 <良い> 一般的にはビブラートの習得に苦戦するケースが多いですが、 曲がりなりにも、既にできているようですので、「緊張したとき」に ビブラートの掛かる原因を掴めれば、案外簡単に克服できるかもしれません。 リラックスして歌えている時と、緊張している時、双方で自分の体に どんな違いがあるか意識しながら発生してみるとイイと思いますよ。 <補足> 練習方法でよく「自然に掛かる」というものを目にしますが、既にできる人が 書いているため、「掛けたり、止めたり、質を変えたり」する技術も同時に 付いてくるということが前提なんでしょう。 どんな状況でも常に同じレベルで歌えることが大切ですよ(^^)
- Ishiwara
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音響学でいえば、ビブラートは周波数の変動であり、トレモロは振幅の変動です。ベルカントでは、ビブラートがかかるのは当たり前で、むしろ「良い」ことです。バイオリン奏者が左手を弦の方向に揺らせているのは、ビブラートをつけるためです。 個人名を出しては悪いですが、例えば北島三郎みたいな振るわせ方は、トレモロであり、一般にクラシックでは厳禁です。
C.リードの「ベル・カント唱法」では、 ビブラートと区別しなければならないものとして、「トレモロ」、「揺れ声」があげられています。 ビブラートは、規則的な周期性があり、毎秒約6回半の一貫性があるものとなっています。 これに対し、トレモロは動きがとても早く、毎秒8回以上、揺れ声はピッチの変動が緩やかで不規則で、毎秒約4回と説明されています。 が、普通、発声の指導の現場では、何か揺れがあれば、全てビブラートという名前で呼んでしまいますので、悪い状態なのか、良い状態なのか判断することは難しいですね。 「発声時に自然とビブラートがかかるね」というのは、悪いニュアンスを含む言い方だったのでしょうか?
補足
ご返答ありがとうございます。 「発声時に自然とビブラートがかかるね」という講師のアドバイスは悪いニュアンスで用いられたのではないようです。(震え声とは異なるとの指摘も受けています)。むしろかかることが歓迎されたのですが、緊張しないとかからないビブラートというのが私には疑問です。