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クラスター爆弾に不発弾が多いのはどうしてですか?
ニュースで、クラスター爆弾には2割から4割もの不発弾が含まれるので、 後に一般市民が犠牲となるといっていました。 どうしてそんなに不発弾が多いのでしょうか? 不良品ということでしょうか、それとも仕様ですか。 よろしくお願いします。
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何か、空中散布地雷とお間違えのようですな。 それから、ニュースの言う「クラスター爆弾」というのは様々な種類をごっちゃにしている場合が多く(味噌汁もボルシチもラーメンのスープも汁粉も引っくるめて「温かい汁もの」というようなもんです)、あまり信頼出来ません。 さて、4割というのはイスラエル大きらいっ子の国連が、レバノン侵攻を非難する時に、続々と水増しを行った最後の数字でした。 #最初9000位と言っていたのが、最終的に100万発になるんだから恐ろしい。最初の9000は把握しきれなかった可能性があり怪し いが、100万はもっと怪しい(そもそもそんなに投弾したか?)。 さて、不発率に関しては確定的な数字というモノはありません。 ざっと調べた限り、米軍調査では、16~2%と主張。NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチの湾岸戦争に於ける主張は30%、国連のコソヴォにおける主張は7~11%でした。40%というのは、国連のレバノン侵攻非難以外ではなく、極端に高い主張であると思われます。 ですので、20~40%という主張も誤りであると確実に言い切れるモノではありませんが、これは高いパーセンテージを意図的に集めたものであると解したほうがよさそうです。なお、通常は5~20%程度とする場合が多いようです。 「クラスター爆弾」は通常型の兵器と比して、弾子自体が大量且つ小型で信頼性に欠けることがある点や、姿勢制御のためのバリュートを付けたタイプだと、どっかに引っ掛かったりして不発率が向上する傾向があるようです。 いずれにせよ、普通の爆弾と大きくは変わらない(と思われる)不発率ですが、弾子の数が桁外れに大きくなるため、問題があります。 不発弾の存在はマイクロソフト的な意味で「それは仕様です」とも言えますが、あえて不発率を大きくしようと言う意図はありません。現に対策を講じつつありますから。 そういった効果を狙う用に、時限信管付き弾子や空中散布地雷混合型(今は使うとメッされる)があります。 そもそも不発弾は「不発であった」ものなので、相手がいじったら確実に起爆する保証はまったくありません(一説には不発弾に接触後、起爆するのは13%位)。ヘタすると、敵が再利用するケースすらあります(ベトナムであった)。 こういった不確定要素に頼ることを軍というのは嫌います。誰だって命懸けで博奕はしたくないもんなんです。 このため、これを減らすのは各国着手しています。米軍は取りあえず1%を目指すようですが・・・。 また、先賢御回答の通り、発見が容易なように黄色などの目立つ色で塗ってあります。 #だから子供や愚かなカメラマンが拾って危ない、という意見もある。 これも不発弾による被害を期待しない、という意思を感じることが出来ると思われます。
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- Shambleau
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結論から言うと、仕様です。 クラスタ爆弾のような能動的攻撃兵器の不発率を意図的に増やすのは、攻撃力を低下させるだけで、あまりに非論理的です。 ニュースの不発弾の確率には疑問がありますし、クラスタ爆弾を使わせたくない勢力の意図で数字を操作していると考えるのが妥当でしょう。
- argue
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とりあえず、不発率が2割から4割というのはかなり怪しいです。Global Securityでは2~5%と報告されていますが、そのニュースは数字をどこから持ってきたのでしょうか? 参照 http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/dpicm.htm 不発弾ですが、これはクラスター爆弾に限らず、どうしても爆弾や砲弾のなかでは出てきてしまうもので、現在でも太平洋戦争時の不発弾が毎年処理されています。作動不良や使用環境によって信管が正確に作動しないことがあるのです。 なお、最近はこの不発率を自爆機能をつけるなどの措置をとることで1%未満にしようとする動きが活発です。 日本やフィンランドやスイスなどはクラスター爆弾の全面規制には消極的ですが、これは対人地雷を使えなくなっているため、クラスター爆弾が自国に侵攻してくる敵軍を短時間で広範囲に渡って叩く唯一の兵器となっているためです(核、化学、生物兵器は論外)。つまり、「無くても何とかなるかもしれないが、その代償はもろに国民の血で購うことになる」という兵器なんですね。これらの国々は自国内での使用が前提になっているため、当然のことながら事後の処理は徹底されることになります。 あと、明らかに誤りがあるので追加 >不発弾を地上に残すことで地雷としての効果も持たせてあるのでしょうかねぇ No.5の方が述べていますが、地雷としての効果は期待されていません。そんな機能を持たせるくらいならそもそも子弾を目立つ色(蛍光色)には塗りません。イラク戦争でクラスター爆弾を撒いたら不発弾のせいでそこに進軍した海兵隊が苦労した、なんて話もありますがね。 >クラスター爆弾は、爆発の衝撃で破壊する訳ではなく、燃焼で付近一帯を酸欠状態にして、生き物すべてを根絶やしにする爆弾 果てしなく無理。クラスター爆弾程度の密度じゃ野外で酸欠状態を起こすには全然足りません。これが事実なら夏に皆でやる手持ち花火で死者が出てますよ。
- turukame2005
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クラスター爆弾に、わざと不発弾を紛れ込ませている、というのは、「勘ぐり過ぎ」だと思いますよ。 他の方も回答しているように、主爆弾から子爆弾をばらまく仕組みなので、どうしてもうまく着火しない爆弾が残ってしまうのではないでしょうか。 基本的にアメリカは、勝つつもりで戦争していますから、不発弾が残ってると、戦後、進駐した時に障害になってしまいます。 戦争中は殺戮の限りを尽くしても、戦後は「敵国民」によく思われないと、スムーズに支配できません。 忘れた頃に不発弾が爆発して、憎しみを買うのは、アメリカにとっても望ましいことではないのです。 そもそもクラスター爆弾は、爆発の衝撃で破壊する訳ではなく、燃焼で付近一帯を酸欠状態にして、生き物すべてを根絶やしにする爆弾ですから、根本的に考え方が違います。 日本でも、戦争をやりたがっている人たち、国連決議があれば殺し合いをしてもいいといいながら、自分や、自分の息子が殺されるとは考えもしない人たちがいます。 どうせ戦闘で死ぬのは見ず知らずの自衛隊員で、少々死んでも、自分は痛くもかゆくもない、と考えている政治家やネット右翼の人たちを、ひとつところに集めて、頭の上からクラスター爆弾をばらまいてやるといいと思いますね。
- nacam
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邪推かもしれませんが、クラスター爆弾には、わざと不発弾がでるようにしていると思えてしかたありません。 戦場で一番困るのが、不発弾です。 爆弾が爆発してしまうとその後は安全なのですが、不発弾は、いつ爆発するか分からず、安心して占領したり通過したり陣地の構築などができません。 そのため、不発弾を探して処理する必要がありますが、それでも何発か残って後日爆発でもすると、再度調査などに時間を必要とします。 つまり、相手の進軍を遅らせるには不発弾ほど便利なものはありません。 民間市街地などに使用した場合、長期間にわたりそこを使用不能にする効果があります。 自分達が占領しそこを利用する意志が無い場合、多量の不発弾をばらまけるクラスター爆弾は、最も効果的兵器となります。 イスラエルによるレバノン空爆に、多数のクラスター爆弾を使用したのは、イスラエルがレバノンを占領する意志が無く、レバノンを無力化させるためだと思います。 そのため、わざとクラスター爆弾には不発弾が多数でるように造られていると思います。
- phj
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兵器というのは、あまり過敏でも困ります。 誤爆の危険が常にあるからです。 保管するときや、移動するときには絶対に爆発せず、使ったときだけ爆発するのが一番いいのです。 全部きちんと爆発できるようにセンサーを調整すると、その分過敏になりちょっとした事で爆発する危険が高くなります。 ですので、戦争時は使用した際に有効に使えれば不発弾が多くてもかまわないのです。 その兼ね合いで、不発弾が多くなります。
- yokyun2005
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クラスター爆弾は、1つの大きな爆弾の中に小型の爆弾が大量に入っている爆弾です (散弾のようなものと思うとわかりやすいと思います) たとえば1発の爆弾の不発弾率が1%とした場合、通常の爆弾なら100発に1発の割合ですが クラスター爆弾の場合、1発の中の小型爆弾の数が200個以上入っていますので 1発で2個以上の不発弾が出来る割合です。 そのために相対的に不発弾は増えてしまいます。
- fox-one
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専門家では無いので詳しいメカニズム等は解かりませんが、不発弾を地上に残すことで地雷としての効果も持たせてあるのでしょうかねぇ? 大国と呼ばれる国々がこのようなタチの悪い兵器の廃絶に否定的なのには強い不快感を感じますね。困ったものです。。。
補足
TBS News-i「クラスター爆弾規制、あいまい合意」 http://news.tbs.co.jp/20071114/newseye/tbs_newseye3707963.html 「一発の親爆弾が空中で撒き散らした無数の子爆弾は地面の近くで爆発。しかし、実にその2割から4割が不発弾として残ってしまいます。不発弾による被害者の多くが一般市民であることから、使用禁止を求める国際世論が高まっています。」 2割から4割が本当とすると意図的かもしれませんね。