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獣医さんやヘビマニアさんならわかるでしょうか??

ヘビについてのレポートが出されて困っています…。何処を調べてもわからないので、どなたか回答お願いします! 人間などの哺乳類は、外傷を負うと発熱などの炎症反応がおこります。これは哺乳類が恒温動物で、発熱により生体を守ろうとする免疫反応の一部です。 では、ヘビなどの変温動物は外傷を負うとどうなるのでしょうか?発熱や腫脹がみられるものなのでしょうか?

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noname#160718
noname#160718
回答No.4

 Jagar39です。ちょっと調べてみました。  といっても「ヘビの免疫学」や「は虫類の生理学」なんて本は持ってないので(出版されてないかも・・)、一般的な免疫学や魚病学の本でですが。  そもそもその前に職場の若いのに聞いたら(自分も若いつもりではいるのですが)、は虫類にも偽抗酸球というほ乳類で言えば好中球に相当する細胞(白血球の一種)があるんだそうです。ということは、局所への異物侵入に対する細胞性の反応がある、ということですね。  また、サメのような軟骨魚類ですら、ひととおりの細胞は持っていて細胞性免疫もちゃんとあるということが判りました。サメにあるのなら当然ヘビにだってあるでしょう。  今までちょっとヘビやカエルをナメてました。ヘビさんごめんなさい、という気持ちです。  まあもちろん、ヒトのようなほ乳類とまったく同じシステムというわけではなく、下等動物になるほど異物の認識は甘いとか免疫記憶が働かないとか細かい差異は山ほどあるのですが、とりあえずざっくりとヘビやカエルでもひととおりの免疫機能は持っている、という認識で良いのだと思います。  というわけで、(2)については「感染による炎症は起きる」ということで良いと思います。ただし、先の回答にも書いたとおり全身性の熱発は免疫応答と直接関係がないので話が別、です。  (1)については、変温動物には体温中枢がないので発熱物質には反応しない、と思います。

bashi-ko
質問者

お礼

わざわざ調べていただいたようで、どうもありがとうございます。 爬虫類以下にも細胞性免疫がちゃんとあるんですね! ヘビの免疫は人間とは全く違うものなのかと思っていたら、全然そんなことはないんですね。免疫系にも進化の過程がちゃんと垣間見えた感じです。 非常に勉強になりました。 本当にどうもありがとうございました!

その他の回答 (3)

noname#160718
noname#160718
回答No.3

 獣医師です。とはいってもヘビのことなどさっぱり判らないのですが・・・  ただちょっと気になったのは、「恒温動物である」ということと「外傷等によって局所的に熱発する」ことは直接関係がありません。恒温動物を定義する体温の調節機能は全身性を意味しますから、外傷等によって組織が代償的に補完されたり細菌等の外敵の侵入に免疫細胞が反応したりすることによる「熱発」は、別に"体温を調節"しているわけではないので変温動物であることと矛盾はしないはずです。組織が補完されるのは「炎症」とはまた違いますが・・・  「炎症」と一口に言っても、学生の頃病理学で炎症が試験範囲になったときは試験を一度でパスした学生が半分もいなかったくらい、その分類や機序は複雑怪奇な代物です。  なので「炎症」の中には変温動物には起きない現象もあるとは思いますが、それは変温動物を専門にやっている人でないと判らないでしょう。  とりあえず、「炎症反応」と「恒温動物の体温維持機構」は別物であると認識した方が良いと思います。  例えば、炎症が起きているとき、それに関与している細胞が産生する発熱物質に反応して全身性の熱発が起きることがありますが、それは中枢神経性ですので「炎症反応の一過程」というよりは「炎症の結果起きる生理的反応」と考えた方が整理しやすいと思います。これは変温動物には起きない現象です。変温動物の場合はあくまで局所の話です。  例えるなら、人工や流通の変動に応じて街や道路を造ったり道路に規制をかけて流通量を調節したり、というのが恒温動物が持つ体温調整機能だとするならば、ここで言う「変温動物における炎症による熱発」は、ある小さな村に外敵が侵入した場合、当然戦士がいれば(免疫能があれば)そこで闘いが起きるわけで、その結果その村は破壊されるでしょうし残った人は村を作り直そうとするでしょう。「国家」がなくても、です。  つまり炎症による局所の熱発は"調節機能"ではなく、基本的にはそこで「戦闘があった」結果、ということです。  免疫能はヤツメウナギ以上の動物が持っている、と学生時代習った記憶があります。  魚類やは虫類、両生類の免疫能とほ乳類の免疫能が同じであるとも思えませんが(ヤツメウナギに細胞性免疫はあるのか・・?)、炎症による局所の熱発は変温動物でもありそうな気はします。  ただ、感染性の炎症自体、細胞性免疫能がない動物には起きないような気はするのですが。ヘビって細胞性免疫能、あるんでしょうか?  あまり回答にはなっていませんが、とりあえず「炎症」と「恒温動物」は分けて考えた方が良い、という話でした。

bashi-ko
質問者

お礼

貴重なご意見ありがとうございます! ↑っということは、全身性の発熱は恒温動物にしかおこらないっということですか!哺乳類と爬虫類で免疫能に差がないとするのは違っているのですね。 後、二つほど疑問に思いましたので、お忙しいとは存じますが、再びご回答いただければ幸いです。 (1)「炎症の結果起きる生理的反応」がヘビには起きないっというのは、ヘビには発熱物質に対する反応性が無いっということでしょうか?それとも、そもそもそういった発熱物質を産生しないっということなのでしょうか? (2)頂いた回答より、ヘビに細胞性免疫が無ければ感染による炎症(発熱、発疹など)は起きないと理解いたしましたが、ヘビにも細菌感染やウイルス感染はありますよね?(もしかして無いのでしょうか?!)では、へびが感染症にかかるとどうなるのでしょう?特に局所の感染の場合はどうなるのでしょうか? もしご存知でしたらでよいので、お返事お待ちしております。

  • myeyesonly
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回答No.2

お呼びですね。 おおよそおっしゃるとおりでいいかと思います。 ただ、爬虫類も体内の温度分布は全く同じではなく、筋肉組織などは動けば局部的に温度上昇します。 発熱機構自体はあるので、その部分が周囲より若干暖かくなる、という程度でしょう。 外気温の影響の激しい表皮などでしたら殆ど温度変化は見られないかもしれません。

bashi-ko
質問者

お礼

なるほど。変温動物といっても自力でまったく体温調節しないわけではないのですね… では、つまり「爬虫類でも哺乳類でも炎症反応自体に大きな差異はなく、その一方で爬虫類は外気温の影響を受け続けている」っという感じですね。 2度ともすぐにお返事いただけて、非常に助かりました。 どうしてよいものか、まったくわからずに困っていたので、とてもうれしかったです。 本当にどうもありがとうございました!

  • myeyesonly
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回答No.1

こんにちは。 爬虫類も白血球があり、細菌などの異物処理のシステムは同じです。 従って腫脹や発熱はあります。

bashi-ko
質問者

お礼

回答ありがとうございます! すごく早くて助かりました。 よろしければ追加でお聞きしたいのですが、爬虫類は外界の温度によって体温が変化しますが、つまり爬虫類が発熱するというのは外界より高温になるということなのでしょうか?発熱した場合、その体温調節はどうなるのでしょう?気温が低ければ発熱も軽微ということはあるのでしょうか?

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