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HPLCの定量限界の決め方は?
HPLCの定量限界の決め方を教えてください。 現在、言われたとおりにやっていて、この数字以下なら定量限界以下となっているのですが、どのように決めているのでしょうか? カラムや条件によって、各施設で独自に決めているのでしょうか? よろしくお願いします。
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「定量限界」は「定量」可能な最低の測定値です。 当然機器の測定条件、カラム、それらの性能、サンプル由来の影響等に左右されます。 基本的に、「検出限界」付近で、検量線が作成できるかどうかにかかります。(定量性があるかどうか) 公にされている分析方法なら、その方法としての定量限界が示されていますし、自ら開発した方法なら、独自に決めることになります。 公にされている定量限界が確保できないなら、その施設独自の定量限界設定をせざるを得ないこともあるかも知れません。
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- elpkc
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定量限界( Quantitation limit) 定義: 定量限界とは, 試料に含まれる分析対象物の定量が 可能な最低の量又は濃度のことである. 定量限界の分析対象 物を含む試料の測定値の精度は, 通例, 相対標準偏差で表し て 10 % である. 評価方法: 定量限界は, ブランク試料又は定量限界付近の 分析対象物を含む試料の測定値の標準偏差及び定量限界付近 の検量線の傾きから算出される. 例えば, 定量限界は, 測定 値が正規分布し連続な場合には, 定量限界付近の検量線の傾 き及びブランク試料の測定値の標準偏差から, 次式により求 めることができる. QL = 10 σ/slope QL: 定量限界 σ: ブランク試料の測定値の標準偏差 slope: 定量限界付近の検量線の傾き クロマトグラフィーの場合には, 測定値の標準偏差の代わ りにノイズ・ レベルを用いることができる. これが、公定法です。