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日本語の私

日本語には私の言い方が僕、俺と沢山ありますがなぜですか。 たとえば英語にはI、ドイツ語にはICHのみです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ojisa
  • ベストアンサー率50% (23/46)
回答No.6

一人称単数名詞については http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%95 に各語の歴史を含む説明がありますね。とても面白いです。 これは想像ですが、中国や日本では儒教思想が浸透していた次期がありますから、上下関係や性差を明確に意識するという背景があって、その違いを表現するために細かく分化したように思えます。 英語の一人称を表す表現には他にこんなのもあります; ・電話の応対などで "This" is ojisa.(こちらojisa) ・語弊が無いように There will be 4 people including "myself".(自分を入れて4人になります) 英語だと、性別がわかるような一人称単数名詞は無いのが特徴的ですね。 英語だと二人称から上下関係を示す名詞が、三人称からは性差を表す名詞が出てきますね。 想像ですが、相手を上に仰ぐいわゆる「尊敬」という考え方は英語文化でもあったために、二人称、三人称で立場の上下を表現する語ができたけれども、「謙譲」とか「へりくだる」という自分を下に置くという考え方が英語文化には無いか、非常に希薄な為、一人称で上下関係を表現が定着しなかったのではないでしょうか? だとすれば「謙譲」の精神は日本人の文化として大事にしたいところです。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%95
erika21
質問者

お礼

大変参考になりました。 参考URTもありがとうございました。 謙譲の精神や、儒教について調べてみます。

その他の回答 (5)

  • mide
  • ベストアンサー率44% (333/745)
回答No.5

品詞と関係があるのではないかと思います。 「僕」「俺」等は「代名詞」と呼ばれますが、実は日本語では「代名詞」は意味的な分類であり、名詞と代名詞の間に文法的な差はありません。一方、ヨーロッパ言語の代名詞は冠詞が普通はつかないなど、名詞とは文法的にはっきりした違いがあります。 言語は時代とともに変わっていきますが、品詞によって変わりにくいものもそうでないものもあります。名詞は最も変わりやすく、新語や派生語が生まれやすい品詞です。なので文法的に名詞扱いである日本語の自分を表す言葉も、変化したりバリエーションができたりしやすいのではないかと思います。

erika21
質問者

お礼

文法的な観点から考えていなかったので、大変参考になりました。 どうもありがとうございました。

  • funoe
  • ベストアンサー率46% (222/475)
回答No.4

実に興味深い質問なのでつい小生の考えを。 言語はもちろんその言語をつかう人々の「文化」や「価値観」を反映しているわけです。 その文化や価値観に応じて、「ある文化では詳細に分類したいもの」が「別の文化ではそれほど詳細に分類する必要のないもの」であることがあります。 これまでに聞いたことがあるのでは、 (ご指摘のとおり)日本語では「私」に対する表現が多い、これは、他の回答者さんも指摘しているように、他者との関係ごとに、あるいは社会の中の自分のポジションを表現するときなどに「私」を使い分けたい、そのような文化がある、ということと思います。 他には、「雨」など天候に関する表現が数多くある(にわか雨、長雨、氷雨、時雨、夕立、霧雨、天気雨、しのつく雨etc。もっとも、どこかの言語では「雪」の表現が日本語以上に多いとか)とか、「魚」に関する言葉が多い(ハマチとブリを区別したりなど。英語ではマグロもカツオもツナだとか)などの特徴があるようです。 インド内陸部の地方言語では「海の魚」という言葉ですべての海の魚を表現するそうです。 また、英語圏では、牡牛、牝牛、乳牛、肉牛などを使い分けるようですが、日本では特別な必要があるとき以外「牛」の一言で済ませていますよね。またラムもマトンも日本語では「羊肉」ですが、彼らは「別のものだ」と分類しているわけです。 これらの使い分けは、日本語文化圏で生活していては分からない、彼らの文化なりの必要(?)があって行っている使い分けです。 つらつら書きましたが、ご質問への回答は、「日本の文化は、第一人称を他者との関係などに応じて使い分けることを要請しているが、英語文化やドイツ語文化からはそのような要請がなかった」ということでしょうか? (他言語文化で第一人称が何種類くらいあるかは知りません)

erika21
質問者

お礼

大変参考になりました。どうも有り難うございます。 特に 「日本の文化は、第一人称を他者との関係などに応じて使い分けることを要請しているが、英語文化やドイツ語文化からはそのような要請がなかった」ということでしょうか? という所は、とても興味があって、なぜ日本文化には必要で、英語文化やドイツ語文化には必要なかったのか、という新たな疑問も生まれました。

  • korin121
  • ベストアンサー率43% (19/44)
回答No.3

あなた、もそうですよね。 英語ではYOU。 日本語ではあなた、貴様、お前・・・ でも、貴様もお前も実は丁寧語であったり敬語であったり、なんですよね。 詳しくはわからず、申し訳ないですが、 No.2の方がおっしゃるように、 丁寧語、尊敬語、謙譲語、等々・・・ 日本独特の言い回しが関係しているんだと思います。 今では「お前」なんて、卑下するような言い回しですが、 昔は「おまえさま」と亭主に使うような言葉でしたから。

erika21
質問者

お礼

どうも有り難うございました。「おまえさま」という言葉は知らなかったので、色々あるなと感激しました。

  • chipatan
  • ベストアンサー率45% (183/401)
回答No.2

とても面白い着眼点でしたので、推測の範囲ですが思ったことをコメントさせていただきます。 日本は中国からの影響を強く受けている歴史背景があるかと思うのですが、中国の一人称はやはり多様化しており「我」にはじまり、「俺」(山東方言)、「阿拉」(上海語)、「阮」(福建語)、「本人」(改まった場で使う)、「吾」(文言)、「朕」(皇帝御用)、「本宮」(女性皇室)など。 これらの例でわかることは身分や性別、地方による言い回しがあることがわかると思います。 歴史背景が一致するかわかりませんが、時代劇などでは武士は「拙者」、お奉行様は「我は」とか、時代は変わると思いますが、王族などは「余は満足じゃ」なんて言う台詞ってよく聞きますよね。 現在でも「敬語」というものがあります。細かく分ければ尊敬語、謙譲語、丁寧語にわかれるわけですが、日本語は一人称に限らず、相手の身分などで言い回しが変わる言語を使用します。 これらに性別や地方の言い回し(方言)などを加えると、一人称でもかなりの言い回しになるかと思います。 あと個人的な考察ですが、一人称を使い分けることで、自分自身を「表現」することができますよね。(これはもはや余談ですが) 例えば「私」ですが、「わたくし」「わたし」「あたし」と、それぞれの言い方によって、その人の個性や品格が伺えます。 男性の一人称となっている「僕」や「俺」ですが、小さい子が「俺」なんて使っているととても違和感を覚えますし。 一人称だけに限らず、日本語はとても複雑だと感じます。使用する文字も漢字、平仮名、カタカタ・・・文字だけでも、非常に特殊な言語といえるのではないでしょうか? 明確な回答ができず、自分の勝手な考察を述べる場となってしまいましたが、この考察により何か見出していただけると幸いです。

erika21
質問者

お礼

大変参考になりました。 中国語の一人称が多様化していることは知らなかったので、とても嬉しかったです。

  • nekoron07
  • ベストアンサー率37% (69/184)
回答No.1

その代わり、英語なら「I」、「my」、「me」、「mine」と活用がありますね。(日本語なら「私は」、「私の」、「私」、「私のもの」と、「私」の部分は変化しません) それぞれの言語の特徴のひとつではないでしょうか。

erika21
質問者

お礼

早速お返事をいただきまして、どうも有り難うございました。 自分の質問を新たな角度で見ることができました。

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