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ハムサ(Khamsa/Chamsa)について
よくペンダントやタペストリーなどで、ハムサ(Khamsa/Chamsa)という 手の形をした絵を見かけるのですが、調べてみてもよく解りません。 イスラエルの物ともアラブの物とも取られる記述があります。 そのルーツや「ファーティマの手(目)」との違い等、詳しい方が おりましたら、教えてください。 よろしくお願いします。
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私が結構な年数住んだアラブ圏某国では、 片手の掌の形の魔除けを「ヤッド・ファトマ」つまり「ファトマの手」と呼んでいました。 少なくとも私の周囲の人たちはそう言っていたと記憶します。 (なお、ファトマというのはアラビア語でよくある女性名で、預言者ムハンマドの愛娘ファーティマから取った名前。ファーティマは、現代アラビア語の口語ではファトマという語形になります。) 広げた片手の掌の真中に眼が描いてあるものは、とてもポピュラーな魔除けのマークで、例えばタクシーとかトラック等には印刷されたシールになってたくさん貼ってありました。 ハムサ(khamsa)は、アラビア語で数字の「5」ですから、きっと5本の指から来た別称ではないでしょうか。私はあまりそういう言い方に慣れていませんが、ヤッド・ファトマと同じものを指すだと思います。 西アジアに古くから(イスラーム発祥以前から)存在している『邪視』信仰に関係があります。人が妬みを持って他人を視ると、視られた側の人間に病気、事故、死などの悪いことが起こる、というのが『邪視』信仰(迷信)です。 嫉妬の視線には、対象に悪いことを引き起こす負の力がある、という呪術的な考えですね。だから、アラブ人は、他人の嫉妬を受けることを嫌がり恐れる文化があります。 (イスラエルの習慣は詳しくないですが、No.1の方が示しているwikipediaを信じるなら、イスラエルにもこの形の魔除けは普及しているようですね。)
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- tanuki4u
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http://en.wikipedia.org/wiki/Hamsa An alternative Islamic name for this charm is the Hand of Fatima or Eye of Fatima 別名 ファーティマの目 だそうです 一緒のようですよ
お礼
回答いただき有り難うございます。 このデザインを使用するにあたり、イスラムかユダヤのどちらかへ 片寄ってしまうのではないのかとの不安がありましたが、解消されました。 本当に有り難うございました!
お礼
返礼がかなり遅くなりましたが、 答えていただき大変に有り難うございました。 人種、宗教的背景に関係なく、 地中海、アラブ地域に普遍的に広がっている ものなのですね。