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ポアンカレ予想
サーストン博士が、「宇宙は最大で8種類の断片からなっている。」とテレビで言っていましたが、 なぜ「8」なのかわかりません。 お願いします。 「数学者はキノコ狩りの夢を見る~ポアンカレ予想・100年の格闘」NHK から
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これはThurstonの「三次元の幾何化予想」というやつです. #Poincare予想の解決はこの「幾何化予想」の解決の帰結なので #もう予想ではないのですが. 残念ながら試行錯誤でも,もっと小さい数字からでもなくって この8という数字は 3*3-1=8 ということです. 三次元の「図形」をある種の手法で分類すると 3^2=9 通りあることがわかるのですが, これを調べると9個のうち二つが「同じ」ということで 8通りなんです. もうちょっと書くと, 三次元の「図形M」というのはより簡単な別の三次元の図形に 分解できて,それは M = M1 # M2 のように表せて M1,M2のそれぞれが3種類のパターンがある. だから9種類なんですが, その中で二つが同じものであるということです #なんでM1,M2がみっつかというと #「球面」「ドーナツ」「穴が二個以上のドーナツ」という #二次元の図形の分類に従ってます. うんで「宇宙」なんて言い方してるのは 一般向けに「三次元空間」を象徴したんでしょうね まじめに説明するには, そもそも岩波の数学辞典のまるまる一項目使って 解説されるようなものなので,こんなところで.
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- Knotopolog
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NHKテレビ「数学者はキノコ狩りの夢を見る~ポアンカレ予想・100年の格闘」は,私も見ました.8種類というのは,はじめから8種類と決まっていたものではないのです.そんな事は,はじめは誰にも分かりませんから,...これは,私の個人的な想像ですが,恐らく,サーストン博士も,はじめは,何種類になるかは,分かっていなかったでしょう.いろいろと考えていくうちに,8種類になったのだと思います.そして,恐らく,サーストン博士は,8種類以下にしようと考えたに違いありません.しかし,今は,どうしても8種類が必要だということになったのでしょう.出来れば4種類ぐらいで話がすめば良いとサーストン博士も考えたに違いないのです.少ない方が良いに決まっていますから.創造的な試行錯誤で8種類に落ち着いたのです.数学は自由ですから,論理さえ正しければ,どのように書いてもいいのです.100年,200年後の未来には8種類は必要でない数学理論ができるかも知れません.
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ありがとうございました。 高卒の私としましては、縁の遠い内容のお話なのですが、「100年後についに!」というフレーズで見入ってしまいました。
お礼
ありがとうございました。 専門的な話で「へww」としか言いようがないのですが・・・ {岩波の数学辞典のまるまる一項目使って}じゃ私には無理のようです。 でも、数学者ってすごいですね! そんなに頭が良かったら、もうちょっと金儲けに走ったらいいのに・・・ と、凡人(私)は思ってしまうのですが。 きっと快感なんでしょうね。味わいたい。