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古書店をはじめるにはどうすれば良いのでしょうか?
今はまだ漠然とした夢なのですが、歴史書、古地図を中心とした古書店 をいつか開きたいと思っています。 当方サラリーマンしか経験が無く、経営に関しては全くの無知です。 資金が貯まり、店舗も用意できたとしても、何からどう手を付けたら良いのか皆目見当が付きません。 要点だけでもよろしいので教えていただきたく思います。 つかみ所の無い質問で申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いします。
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toraneko9さん こんばんは 古書店については全くの無知ですが、私の経験した事より記載しますね。 古書店を開業するためには、店舗や資格等のハード的部分と何が売れる商品で有るかを見極めるソフト的な部分が必要になります。 ハード的部分は、書店としての古物商の資格を警察から得る事・販売するための店舗を持つ事・その他レジ・陳列棚等商売をする上で必要な諸々の物を準備する事・そして1番重要な商品としての古書を仕入れる事です。この全てが準備出切れば、古書店を開店する事が可能です。出来れば古書店の組合等に加盟して、業者向けのオークションに参加して売れる商品を仕入れるのも道筋を作るのも必要でしょう。 一番重要なのが、古書を見極める目が必要でしょう。古書と言っても例えばブックオフ式の新刊で買う事が可能な本を読み終わった方から購入して売る商売と古書として価値のある本等絶版になった本をその価値に似合った価格で売る商売と有りますよね。多分後者の事を考えられて居るんだろうと想像します。前者の場合は売れれば良い訳ですけですから、新刊で1000円で売っている本を例えば300円位で仕入れて利益をのせて600円売りしても良い訳です。そう言う仕入れ値から利益を出しても良い訳です。ところが絶版本の場合は物によって価値が出ている場合もあり、何にどれだけの価値が有るかの見極めが付かないと商売は出来ないです。 私の例で言えば、生前父が時計商をしていて70年代~80年代の輸入時計のカタログ本(通巻で20年分有ります。)を神保町の古書店に売りに行った事が有ります。その時に言われた事は、「時計を趣味にしている人は多くて必要な人は多いと思う。しかし、必要な人は既に持っている。そして陳列しないと売れないのが古書でこれだけの厚みのある本を20巻通巻だと場所をとってしまう。だから何所のお店も扱わない」と言う回答でした。そして「メーカーからの部費のカタログ集はありませんか???それなら元々時計商をしている業者しか持ってないでしょうから、欲しい人は探していて高値で売れる可能性は高い。そう言う物だったらうちは買い取る。」と言われた事が有ります。私みたいな古書の素人には、思わぬ物に価値が付くんだなと感じました。この様に何が売れ何に価値が付くか、そしてお客様は何を求めているかが解ってないと古書として商売が出来ないです。そう言う価値判断が出来ないと商売が出来ないのが古書店です。これがソフトの部分です。 ハードの部分は、お金さえあれば私でも準備出来ます。しかし私にはソフトの部分が何にも知識がないため、私が古書店を経営する事は不可能です。と言う事を考えて、ソフト部分を学ばれたらどうでしょうか??古書店と言うと東京で言えば神保町や早稲田の古書店街でも大きな古書店は少なくて家族だけで経営しているパパママストアーが多いですよね。ですからどれだけの就職口が有るかどうか解りませんが、バイトでも何でも良いですから古書店にお勤めになってソフトの部分を学ばれたらどうでしょうか???現在古書店とは全く関係ない業種の仕事をされているなら、まずはそれからだと思います。 色々書きましたが、何かの参考になれば幸いです。
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- adaypajimy
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古物商許可申請をだして、古本屋などの取引相手とコネクションをつくって本を仕入れ、経営するだけだと思います。私も古本屋をやってみたいと思っていますが、これだけではないでしょうか。 それともブックオフみたいに、店内を明るくするとお客さんが集まるとか、そういうテクニカルな部分に触れたほうがいいのでしょうか。実際に価値のある本を集めて、買値よりも高く売ればよいと思います。
お礼
ご回答頂きありがとうございました 。 私は、ブックオフの様な店ではなく、ひっそりしたどちらかと言えば 「通好み」な感じの店が良いなと思っています。
お礼
sionn123さん 大変に詳しく分かりやすいご回答を頂き感謝いたします たかが(と言ってはいけませんが)古本屋一つを始めるにも、様々な ノウハウが必要だということがよく分かりました。 私は古本屋で大きく儲けようとは考えてはおらず、そこそこ生活していければ良いと考えていたのですが、その「そこそこ」を出すだけでも 多くの知識、経験が必要なのですね。(当たり前なのかもしれませんが) いつか開業するために今から資金を貯めると共に、ご回答のような知識、経験を積んで行きたいと思います。 ありがとうございました 。