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「ご相談」という使い方
上司や取引先の方に相談がある場合、 「ご相談があるのですが」は間違いで「相談があるのですが」が正しいのでしょうか。 要するに自分の行動に「ご」は付けない!という考えだと思うのですが、 相談を受けていただく方に対して敬語を使用するという意味では「ご相談」でも良いのかな?と思ったりします。
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謙譲語として「ご相談」を使うことには問題ありません。「相談」という動作が相手へと及ぶためです。 「お願い」「お礼」「お手紙」「ご報告」などと同様です。 しかし、「ご相談がある」という表現にもちょっとおかしさを感じます。その違和感は、後の動詞の「ある」が敬語表現になっていないことからきています。前と後ろの調和が取れていないのです。 このように、複数の箇所に敬語を使いたくなった場合は、前も後ろも敬語にするか後ろだけを敬語にするかしないといけないのです。一般的には、後のほうだけをするのがスマートです。 「ご相談がある」よりも「相談いたす」「相談申し上げる」「相談に上がる」のほうがいいのです。 尊敬の場合でも「お手続をしたあとで」と「手続きなさったあとで」とをくらべてみればすぐにわかりますよね。 このことは、もっと長い文にするとよくわかります。 「先生は先日ご出版なさったご自身のご論文のおできばえを大変ご心配なさっていらっしゃいました」 どうでしょう? ギトギトにクドイでしょう。 これは「先生は先日出版された自身の論文のできばえを大変心配していらっしゃいました」と最後だけを敬語表現にすることで十分なのです。これを逆に最初だけ敬語にしてみてください。かなり失礼な感じになるはずす。 また、「相談申し上げる」や「ご相談いたします」は謙譲表現ですが、「ご相談があります」はただの丁寧表現です。謙譲表現にくらべて敬意はかなり軽くなります。
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- Audrey_Carville
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「ご」を漢語由来名詞につけると (1)尊敬 (2)謙譲 自分の行為につけたのに(1)と解釈されるおそれがあるのです。だから自分の行為に(2)をあらわすには、さらに「いたします」や「ぞんじます」など、謙譲の意を補強する語句が必要となります。 ただ、以上申し上げたことは伝統的な用法であって、ことばは変わってきています。「ご相談」も容認されてきているのだろうと思います。
- yoshi170
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辞書に ・他人に対する行為を表す語に付いて、その行為の及ぶ相手に対する敬意を表す。 とあります。 「ご相談したい。」は、案内するときに、「ご案内いたします。」と言うのと同様に問題のない使い方です。
お礼
ありがとうございます。 相手に自分の行為(今回は相談するという行為)が及ぶ場合は、 相手に対する敬意で「ご」が付くのですね。 納得です。 基準は、相手に行為が及びか及ばないか・・・で判断すれば良いのでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 確かに言葉は生きている!といわれますので、 その時代その時代で容認されれば正しい言葉となるのかもしれませんね。 しかし、頭の固い年寄りに説明してもなかなか聞き入れてもらえません。