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簡易な、DNA保存にもなる標本作成
DNAを簡易に保存する方法はあるのでしょうか? ・長期間(何十年、何百年) ・簡易(自宅でも可能) ・安価(1つあたり何円、何十円オーダー) ・確実(塩基配列の確定につかえる) 例えば、 「昔の押し葉標本からDNAを取り出して製薬に生かす」 という話もあるかと思えば、 「マンモスなど永久凍土で保存されていても紫外線あたりすぎてか DNAサンプルの採取も苦労」 という話もあると聞いたので。 昆虫採集や植物採集等の際に、DNAも簡単にうまく保存できる方法が あるのならば、その方法で標本作成でもすれば良いかと思いまして。 教えてください。よろしくお願いします
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- tideland
- ベストアンサー率47% (8/17)
理化学研究所がDNAブックというものを出しています。 参考にしてみては?
- kumagerasu
- ベストアンサー率63% (288/451)
こんにちは。植物のほうのことはよく知りませんが、脊椎動物ではDNA用のサンプル採取の経験があります。 想像がつくのではと思いますが、長期間、簡易、安価という要求と、確実という要求は、あちらを立てればこちらが立たず(トレードオフ)の関係にあります。 確実にするには、生きているか死亡直後の新鮮な個体から組織や血液等を専用の緩衝液に保存し、なるべく早くDNAの抽出までしてしまう、ということと思います。 組織の冷凍保存や、エタノール液漬での保存がもっとも簡易なものと思います(エタノールの場合には、エタノールがよくしみこむように、組織をハサミ等でミンチにすることが推奨されています)。 質問者さんが書かれているように、相当古い乾燥標本からでもDNAは取れるそうですが、DNAが壊れている度合いが高いので、技術的に難しくなるということのようです。簡易さと確実さにトレードオフの関係があるのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですよね、トレードオフなのは想像されたのですが、今の技術や個人でも色々なモノが入手可能な時代ですので、従来と少し違った標本作成をすることで、後々のDNA採取のにも生かせたら、と思っておりました。 メダカのように何が絶滅していくか分からない時代でもありますので、個人の標本が後々に役立つこともあるかと思いまして。 乾燥標本より、エタノール液漬の方が良い保存方法なのですね。学校の理科室などにあったイメージしかありませんでした。ちょっと調べてみます。 ありがとうございました。
- tunertune
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4つの条件にあうのは冷凍保存でしょう。 DNAの天敵であるDNAseの働きを抑えます。 DNAを精製して保存するのが一番いいのでしょうが、そのまま冷凍でも安定なのではないかと思います。 うまくいくかはわかりませんが、EDTAにつけて酵素反応を抑えるのももしかしたら有効かもしれません。それでも何十年ももつとは思いませんが。 あと、パラフィン切片なんかは遺伝子の採取が可能です。紫外線でブチブチらしいけれど、そこから遺伝子を決定して生物(?)を復元ってこともできてるみたいですよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 冷凍保存するとDNAが分解されにくいということなのですね。 ただ冷凍保存といっても個人宅では冷蔵庫ぐらいしか思いつかず、冷凍庫に食品以外を入れることは(対家族的にも)難しそうですね。 ましてや「DNAを精製して保存する」のは個人(素人)が家庭でするのはさらに難しそうですね。 パラフィン切片というのは調べていると、「永久プレパラート」をつくるようなものでしょうか。イメージが膨らんだのですが、パラフィンを浸透させていくのって大変そうですね。 EDTAはうまく検索できなかったのですが、入手や保存は簡易なのでしょうか。 別の方のご回答にもありましたが、簡易に保存するのは大変そうですね。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「DNAブック」、本の形でDNAを保管・輸送できるという、非常に面白いものだと思われますが、個人で同様のモノを作るスベはなさそうですよね。 また、長期保存も3ヶ月以上という記載でした(見たのが古い情報でしょうか)。 この仕組みが個人でも作成できるものになっていくことを 楽しみにしております。 ありがとうございました。