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連立1次方程式AX=Pは図形的にどういう意味がある?

平面上に2つの直線があるとき、その交点を求めることは、 2つの2元一次方程式を連立して解くことに対応します。 さらに、連立1次方程式 ax+by=p cx+dy=q は,行列を用いて, (a b)(x)=(p) (c d)(y) (q) と書くことができます。 行列をA,ベクトルをそれぞれX,Pと置くと、 AX=P となります。 http://www.geisya.or.jp/~mwm48961/kou2/linear_eq1.html を参照しました。 さて、行列Aは一次変換を表していると考えることが出来ます。 平面上の点Xが、その一次変換で点Pに移ると考えることができると思います。 それはもとの2つの直線とその交点と照らし合わせて、どういう意味があるのでしょうか?

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noname#57316
noname#57316
回答No.2

ax+by=pは、ベクトルAB(a,b)との内積が一定値、pとなるような点(x,y)の軌跡を表わします。 同様に、cx+dy=qは、ベクトルCD(c,d)との内積が一定値、qとなるような点(x,y)の軌跡を表わします。 これら二つの式を同時に満足する点が、この二直線の交点です。 そしてベクトルPQ(p,q)は、これら内積の値を成分とするベクトルです。 最も簡単な場合を考えます。 1・x+0・y=p 0・x+1・y=q を取り上げます。これらの式で求められる交点、つまり、内積を一定にする点(x,y)の軌跡の交点の 座標は(p,q)で、ベクトルPQ(p,q)は、内積の値を成分としています。 つまり (1,0)(x)=(p)=(x) (0,1)(y) (q) (y)  の変換(恒等変換)では、点は移動しません。 この変換以外では点が移動します。 変換には、成分が比例するもの、成分がX-Y平面等への射影であるもの、成分がX軸等の周りに 回転させたものなど(これらは何れも一次変換)があります。 一般には、変換を元の二つの直線の交点とイメージで関係付けることは意味があることとは思えません。

その他の回答 (1)

noname#221368
noname#221368
回答No.1

 余りにも紋きり型の回答で納得されないかも知れませんが、私はこう思います。二直線の交点を求める問題と、目標点に一次変換で移る点を探す問題の意味は、あくまで無関係だと思います。むしろ、二つの問題が等価であるという事の方が、重要と思えます。  一つの問題状況に二通りの表現を与えると、表現を比較しただけで、思わぬ結果にいたる事があります。もっともこの例では「目標点に一次変換で移る点を探す形にする方が、計算上便利だ」くらいしか出てきそうにありませんが・・・。  次の例がいいとはいいませんが、こんな感じです。  座標変換を行うと、ベクトル自体は移動しませんが、その表現ベクトルは移動します。その効果は一次変換A’で表せます。ここで「’」は転置です。表現ベクトルの移動と、ある意味で逆向きのベクトル自体の移動は、一次変換Aで表せます。ここにAが直交変換という制限を付けると「ある意味で」が「本当の意味で」逆向きになり、ベクトル自体とその表現ベクトルを同一視すると(ふつう何気なくやってます)、AA’=Eとなります。ここでEは単位行列です。こうして、直交変換の逆変換はその転置であることが、成分計算を何一つ行わずに得られます。  文章にするとわかりにくいですが、こんな感じです。

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