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何十年、何百年前に降った雨の湧水と、どうしていえる
わき水の説明看板で、「この水は○○山に降った雨が、○○年かけて湧き出たものです」というのを見かけます。 何年かかって出てきたかなどということがわかるはずがないと思うのですが、測定方法があるのですか。
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>特に時間が短いほどあてにならない 放射性炭素年代は、100年程度以内の年代測定にはあまり使われません。減った炭素14が少な過ぎるからです。地層中では古い炭素が付加されますから、年代は古い方にシフトしやすいとは言えます。 ただ地下水の短い年代を測定するには、トリチウム(水素の同位体)を使うのが一般的です。こちらは100年程度以内の時間を計るのに使われますが、こちらは放射性炭素による地下水年代値よりはまだ信頼性はあります。 このほか、地下水系の水収支、流系などを推定して求める方法もあります。 それぞれの方法は、得手不得手がありますし、いずれにせよどういう方法で求めたのか、明示されていないものはあまり信用しない方がよいでしょう。
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- kiku007
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上空の大気中の分子(窒素など)が宇宙線によってトリチウムや炭素ー14が生成します。それらが雨に入り、それが地下水に入る訳です。生成したトリチウムと炭素-14の半減期はそれぞれ12.3年、5730年です。従って数十年程度の年代測定ではトリチウムが適しています(炭素-14は論外)。 トリチウムの測定には液体シンチレーションカウンターが適しています。以前、原爆実験や原子炉事故がありそれによって増えたトリチウムの影響で年代補正をして年代をきめています。
お礼
私にはとても理解できない世界の話ですが、そういうことを研究している人がいるのですね。ありがとうございます。
- kv2007
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これまでの回答者の皆さんが紹介されている通り、放射性元素を使った年代測定行うのがポピュラーです。ただ正直信頼性は炭化した木片や貝がらを測るような場合より劣ります。 放射性炭素年代は、大気の炭素同位体比から隔離されたイベントが確定している事、その後新たな炭素の付加がない事が条件ですが、地下水の場合、そのどちらもあいまいです。得られた年代の絶対値はあまり重視せず、変化を見るような使い方がもっぱらです。
お礼
やっぱり、かなり大雑把だということですよね。特に時間が短いほどあてにならないということですね。ありがとうございました。
以前ですが、下のような回答をしましたので参考にしてください。 http://oshiete.eibi.co.jp/qa2646606.html
お礼
過去の質問をよく検索してから投稿したつもりでしたが、見落としていました。よくわかりました。ありがとうございました。
- luune21
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「14C年代測定法」などをキーに検索してみてください。 http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/bbs/special/sience_of_hotspring/sience_of_hotspring_4-1.htm
お礼
ちゃんと説明しているところがあったんですね。ありがとうございました。
- sirokiyat
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わき水に含まれる炭素分子の同位元素(又は他の同位元素)から年代を測定しているのだと思います。
お礼
意味はわかりませんが、そういう測定法があることはわかりました。ありがとうございました。
お礼
私もなにかあまり信用できないような気がしていました。ありがとうございます。