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ほんの一握りだけなのでしょうか?
よく教科書などに載っている有名な音楽家、画家の人たちがいますよね。 音楽家でいうと、バッハとかベートーヴェンとかモーツァルトなど、 絵画ではダヴィンチやピカソなどです。 上記に限らず、文学史などのあらゆる分野の歴史も同じくでうs。 こういう人たちが生きていた当時には、 他にも歴史に名の残らない多くの音楽家や画家がいたのでしょうか? 恥ずかしいながら、昔(小学生くらい)は音楽家や画家は少数の人たちで、 少ないから歴史に名が残っていたとばかり思っていました。 今では「歴史に名が残っているのは、ほんの一握り」というのはわかりますが、 その数はかなりいたのでしょうか? その辺が余り想像がつかないので・・・
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こんにちは。 音楽家でも画家でも今のように広く作品を世に問い、それによって収入を得るという方法がないということから、そのように思われたのかもしれませんが、中世のヨーロッパなどでは(大体どこもそうですが)芸術というのは大衆のものというより王侯貴族のものです。 そういった人々に認めてもらえばお金はいくらでも出してもらえましたから、それらを目指す人は沢山いました。 その頃は身分の壁も厚く、低い階層の生まれであれば貧しい一生を強いられるのが常でしたが、前述のように才能を買ってくれる人が現れればそういった生活から脱却することも可能な訳ですから、それに必死になった人もいて当然でしょう。 そうは言っても今の日本のように「職業選択の自由」が保障されている訳ではないですから、目指したくても目指せない人もまた沢山いたでしょうが、それにしても教科書に載っているような人々の陰には本当に無数と言っても良い人々がいた訳です。 それに忘れてはならないのは教科書に載せられている人々は「現在」の評価によってその代表的存在として紹介されているだけなのであって、これはまったく普遍的な評価ではないということです。 生きていた時代にはまったく見向きもされなかった人もいますし、将来的には評価が変わって教科書に載らなくなってしまう人もいるでしょう。 それに日本の教科書に載っているからと言って世界のどこででも同様かというと勿論そんなことはなく、その人が生まれ育った国でさえ全然違った評価を受けていることもあったりする訳です。 「教科書が載せている」などという事実は本当にその時代のその国が(またその中の一部の人かもしれませんが)恣意的に選んでいるだけのことなのであって、本当にその時代のその分野の代表者であるかなどはわからないということです。 時代が変わればその「ほんの一握り」も今とはまったく別の人々を握って(?)いるかもしれないのです。 それまで歴史の中に埋もれていた人が何かの発見などによって一躍脚光を浴びるようなことはいくらでもありますからね。 また「現在」ではまるで「人類史上に二つとない功績」を為したかのように言われて、その評価は不変であるかのように思われている人物でも、歴史上の出来事ですから本当はその人がやったのではないというようなことが証明されてしまったりするかもしれません。 そのようなこともまたいくらでも起こり得るということですね。
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はい。いくらでもいます。 全てを載せてしまったら教科書が辞書くらいになってしまいますので・・・ 圧倒的に名前が載らない人が多いです。 ただ、名前が”残らない”のと”載らない”のは全くの別です。 例えば、戦国武将は日本中にいたはずで、その土地に行けば名前が全て残っています。 しかし、教科書では有名な武将しか載っていません。 その程度のことなのです。 芸術家となると後世に残ると言うのは更に難しいことでしょう。 そもそも、有名になれるという率が低いですから・・・・ よっぽど貢献したか、世界に名前の出た人でないと名前は残りません.
お礼
ご回答ありがとうございます。 >全てを載せてしまったら教科書が辞書くらいになってしまいますので・・・ それほどたくさんいたのですね・・・ 想像するとかなり凄いかも。 >芸術家となると後世に残ると言うのは更に難しいことでしょう。 芸術方面は生き残りが厳しいって聞きました。 その中で有名になるのは更に難しそうですね。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 芸術というのは一種憧れの職業みたいな感じだったのですね。 >それにしても教科書に載っているような人々の陰には本当に無数と言っても良い人々がいた訳です。 無数ですか・・・凄い・・・! 名前の全く知られていない人も多かったんでしょうね。 >それに忘れてはならないのは教科書に載せられている人々は「現在」の評価によってその代表的存在として紹介されているだけなのであって、これはまったく普遍的な評価ではないということです。 確かに時代によって評価と言うものは変わってきますものね。 それから、国によってもそうなのでしょうね。 私の好きな画家の一人、アンリ・ルソーも死後になってから評価を受けていますし。