もともと seem は非人称動詞といって
主語を必要としない動詞で,
「~のように見える」という意味で用いられていました。
そして,後には「何がどのように見えるのか」を
表す SV をもった節が来ていたと考えられます。
その後,非人称を表す it が主語として用いられるようになり,
it seems that SV という用法が生まれました。
それに合わせて,
it seems that SV の S が主語として繰り上がる用法が生まれ,
He seems ~という形となり,
He seems honest.
He seems to be honest.
という表現が可能となりました。
この表現では,主語が何に等しいかを表す
形容詞や名詞が補語になるのであって,
(that) he is honest
のような節が補語となることはありません。
he という主語が
he is honest という文的なものと
等しい関係にはならないからです。
仮に通じたとしても、ぎこちない感じがします。それに使われている例もなさそうです。感覚からもですが、文法的にもおかしい気がします。
文法的に言えば、seemの語法の問題。
seemという動詞にthat節を使えるのはSがItの時だけです。
つまり、seemは同時に(It以外のS)+(that節)はありえないのです。
あと余談ですが、He seems that he is honest.という文ですが、seemsだけで十分(that he is)の意味を表せると思います。SVO、SVCというカタチで表すのが一番簡潔でわかりやすいし、語法のミスも減ると思います。He seems honest.とすればSVCとなり、スッキリとした表現になると思います。
うまく説明は出来ませんが、参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございました!!! やっと疑問が解決しました。