- ベストアンサー
緑茶の等級について教えてください
海外で学校のプレゼンテーションのためお茶、特に緑茶について 調べています。 紅茶・中国茶には基準となる等級があるようなのですが (ファーストフラッシュ、BOPなど) 緑茶や抹茶についての等級の基準が見つけられませんでした。 抹茶は各お店や生産者ごとに「○○の昔」「○○の白」などという 名前がついていたり、緑茶も「特撰」「特上」「出品特撰」などと 本当に高いものから安いものまであったりするのですが それぞれを比べるときに基準となるものがわかりません。 別々の生産・製造者でそれぞれ「特撰」と書かれているものを 買ったとしたら、それは同じ品質・等級のお茶なのでしょうか。 そうだとしたら、どういうものが「特撰」の基準を満たしていると 言えるのでしょうか。特撰と特上はどちらが上なのか、そのような 表示をせずに販売しているところもあるのですが、それはどうやって 比べたらいいのでしょうか? ご存知の方や、アドバイスなどがあったら教えてください。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本茶には、全国的に共通する等級というものは存在しません。 日本茶がそれぞれの店のブレンドというある意味職人技の世界でもあるためです。その地域、季節にあった最終加工とブレンドをして販売されているのです。最近はコンビニやネット販売、大手業者などのスーパーやデパート販売などにより全国的に同じ商品が購入できますが、本来は地域の小売店でその地域、季節にあわせて吟味、販売されてきた飲み物なのです。 ですから特選とか高級とかのランクが付けられていても、それは共通の目安にはなりません。 あえて等級を確認するとすれば、 1)まずそのお茶が一番茶か二番茶、三番茶かということ 一般的にはいわゆる八十八夜の頃に摘まれた茶(一番茶)が高級といえます。 2)どこで栽培されたかということも重要な条件です。 霧ふかい山(急斜面)で取れるお茶が高級な場合が多いです。 但し山でとれた一番茶ならOKというわけではありません。(ピンキリありますからね) 茶葉を見た場合、緑色が深く、細く縒られているお茶が良いお茶と言えるでしょう。そういうお茶は香りも深く濃いはずです。 実際には茶葉を見せてもらいながら、違いを知ることが早みちだと思います。お住まいの地域の日本茶インストラクターと連絡をとり五感を使って実感されることをお勧めします。
その他の回答 (2)
- japjiji
- ベストアンサー率45% (389/847)
「緑茶の等級」!うーん、全くその様な視点で考えたこと無かったです。意外な盲点でした。 こんな所が等級に絡まなかった理由ではないでしょうか。 1)あまりにも個人の味覚による嗜好品であり、産地地域・製造方法などによる優劣の基準化が難しい。 2)茶道と一対で発展した部分もあって、各流派への干渉ともなりかねず成立しない。 3)お酒のような習慣性も無くアルコール度数などの数値化も出来無いため、税徴収には向かなかった。 4)日本中にゴマンとある各メーカーが自社内の製品に等級(何かを基準に値段の上下付け)を付けてしまっていて、今更全国統一基準作りは無謀。 これらが絡まりあって等級評価がされて来なかったのでは無いでしょうか。 なお紅茶の等級は品質の優劣ではなく、茶葉の大きさ・部位などの分類を表すのもで味(これを等級と言うならば)には無関係だったとおもいます。
お礼
お礼を書いたつもりが補足になっていました。すみません。 回答ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。 確かに数え切れないほどのお茶があって、私もどう説明したらいいのか 困ってしまいました。 紅茶や烏龍茶は茶葉の大きさ・部位などで分けることができるのならば 緑茶にそのような分類の適用があってもいいのではないか?というところから 等級が存在するのか、と思ったのです。 日本人だけでなく他国の人に向けて説明するので、等級など わかりやすい基準があったらと少しは簡単だったのですが。 説明する方法を変えようと思います。
ご質問の回答では在りませんが、参考までに。 茶類の製法から見た分類: 1.非醗酵茶ー緑茶 (1)蒸茶(日本式) ア)露天園茶ー煎茶、番茶、ほうじ茶 イ)覆下園茶ー玉露、碾茶、抹茶 (2)釜炒茶(中国式)- 嬉野茶、青柳茶、中国緑茶、緑磚茶、 その他の釜炒茶(着香茶) 2.半醗酵茶ー烏龍茶、包種茶 3.醗酵茶ー紅茶 出典:化学同人 編、「食品加工」 P.64、1998年
お礼
回答ありがとうございます。 戴いた回答のようなお茶の分類に関してはたくさんの資料があるので 緑茶と紅茶、烏龍茶の違いなどは説明できるのですが その先の緑茶の『等級』については見つからないのです。 お茶屋さんは一体どうやって等級・品質レベル分けをしているのでしょうか・・・。
お礼
ありがとうございます。 共通する等級と言うものが存在しないと言うことが わかっただけでもすっきりしました。 日本人だから、と言うことで緑茶の説明を担当することになったのですが いくらお茶が好きだと言っても、こんなにも大変だとは予想もしておらず さらに思いも寄らない質問が他国の人からされるので、何かわかりやすい 基準がないものか、と思っていました。 確かにとても多くの茶園や製造者がいて、それぞれが技術を競いあって いるのですから、統一したものを作るのは難しいのだなと思います。 紅茶や烏龍茶も同じような条件なのではないか、という考えがあり 同じようにわかりやすい基準があるのではと考えたのです。 あえて基準というとすれば、一番茶・二番茶などですね。 すべてのお茶にこの表示がされているのか、という疑問は残りますが 説明しやすくなりました。 機会があったら日本茶インストラクターのいるお茶屋さんを 訪ねてみたいと思います。