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スタインベックの作品と思想
スタインベックの『真珠』を読んだのですがいまいち感じ取れるものが少なかったです。アメリカ文学は苦手です。 この作品でスタインベックが伝えたかったことってなんでしょうか? 「スタインベックは他の作品でもこのような点を主張している」とか、スタインベックの思想についてよく知っている方やスタインベックの作品をいくつか読まれた方、教えてください。おねがいします。
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スタインベックが伝えたかったものは、おそらく真珠というものをたとえにして、富というものはなんなのかというものを読者に考えてほしかったのではないかと思います。 kinoははじめは真珠に明るい未来、幸福を見出していました。しかし物語がすすむにつれて、真珠の悪い側面にJuanaは気づいてきます。そして最後にはkinoも真珠は自分の人生に多くの悲しみをもたらしていたことに気づきます。そして最後には真珠を投げ捨てます。 このような真珠をとおして、金や宝石などの富は決して豊かな側面だけではないということをスタインベックは言いたかったのだと思います。実際スタインベックの作品には資本主義に対して、批判的なものが多いです。 また、この作品ではThe Song of the FamilyとThe Song of Evilの対比性、The DoctorとThe Trackersの存在も、富の負の側面をうまく表していると思います。 すごい簡潔にまとめてみました。スタインベックの作品は、社会の不公平な問題を扱ったものが多いので、おおよそこんな感じかと思います。私は和訳の方は読んでいないのですが、原典のほうはわりと読みやすかったです。 あと、ところどころなんと翻訳されているのか分からなくて、英語で書きました。すいません。
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- cyaboe
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私が読んだのは「二十日鼠と人間」「怒りの葡萄」の二つだけですが。 本の解説にスタインベックは作品の出来不出来の差が大きいと書いてありました。 多分「真珠」も理解しにくい作品なのでは? 有名な作品のほうがうまく出来ていると思いますので「二十日鼠と人間」でも読んでみてください。 とてもよかったです。 アメリカ文学もなかなか面白いと思っていただけると嬉しいのですが。 回答になっていなくてすみません。
お礼
ご回答ありがとうございます。作品にあらわれる作家個人の思想がちょっとでも読み取れるとどんどんその作家に惹かれていくのですが、まだそのようなアメリカ文学には出合えていないのです。『真珠』だけではわからないので、いろいろ読んでスタインベックの作品を比較してみたいと思います。ありがとうございました!
お礼
>金や宝石などの富は決して豊かな側面だけではない >資本主義に対して、批判的なものが多い とても興味深い意見をありがとうございました。スタインベックという作家の生い立ちを、よく調べてみたいと思います。 ありがとうございました。