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黒体放射について

おはようございます。 「太陽から放出される電磁波の強度分布はなめらかではなく所々へこんでいるのは何故か。」という問いなのですが、私は電磁波が地球に届くまでに星の周りの物質に吸収されることによりへこみが生じるのだと思うのですが如何でしょうか。ご回答をお願い致します。

みんなの回答

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.2

星(太陽)自身やその周囲の物質に吸収されるのもありますが、地球の大気で吸収される「へこみ」もあります。pauling310 さんがおっしゃる「へこみ」とは、資料 [1] の黒線のギザギザのことだと思いますが、この図に書いてあるように、H2O(水)やO2(酸素)O3(オゾン)で光が吸収されたために「へこみ」ができたのです。水や酸素やオゾンは地球以外の空間にはほとんどないので、これは太陽光が地球の大気を通過する途中で吸収されたものです。これらは主に赤外線で領域ですが、私たちの目に見える可視光でもこういう「へこみ」があります。 それは、太陽自身やその周囲の物質に吸収される「へこみ」ですが、資料 [1] ではよく分かりません。資料 [2] は、波長分解能を上げて測定した太陽光のスペクトルです。青から赤色の可視光の範囲だけですが、途中に何本もの黒い線があります(これを暗線といいます)。これはイギリスのウイリアム・ウォラストンが 1802年に初めて観測したものですが、フラウンホーファーが、ウォーラストンとは別に、暗線を発見し、系統的な研究を行い、主要な線に AからKの記号をつけたため、今日ではフラウンホーファー線と呼ばれています。この線の由来は、資料 [3] にあるように、太陽の主な構成物質である水素を始め、鉄やカルシウムなどさまざまな物質の材料による吸収であることが今日ではわかっています。 [1] 太陽光のスペクトル1 http://f.hatena.ne.jp/kkyamasita/20070413080039 [2] 太陽光のスペクトル2 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E7%B7%9A [2] 太陽のフラウンホーファー線 http://www.shokabo.co.jp/sp_opt/solar/sun/line/line.htm

noname#35294
質問者

お礼

ご丁寧に解説頂き有難うございます。色々と勉強になりました。心から感謝致します。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.1

そうでしょうね。 吸収線スペクトルが電波領域にも起こるということですね。

noname#35294
質問者

お礼

迅速にお答え頂き有難うございました。

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