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近世~中世の文字が読めないのはなぜ?
江戸時代や戦国時代に書かれた書物が、まともに読めないのは何故ですか? 漢字や一部の文字は読み取れる物もありますが、 殆どはグニャグニャした文字ばかりで文章としては解読不能です。 平仮名・カタカナは9世紀頃に漢字を基にして作られたと聞きます。 であれば、現代の私にも読めて当然のはずです。 言葉の使い方や意味合いが時代によって異なることは理解できますが、 文字が現代と異なる理由が分かりません。 昔の人が達筆なだけなのでしょうか。
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こんばんは。 漢字を元にひらがなやカタカナが出来たのは確かです。 が、文字を素早く美しく(美しくとは当時の感性での話です)書くために、文字の形が崩れたような書体“草書体”になりました。 草書も、一文字一文字はなんとか読めるものであっても、英語で言う筆記体のように次の文字へと繋げるラインが入っていたりするので、更に読みづらくなっているのです。 今、目にする文字のほとんどが“楷書体”。 楷書と草書の中間には“行書”がありますね。 身近に見られるものとしては“問”と言う字を ┌┴┐ │口│ (崩れていない事を祈る!) と略して書くのが良い例。 下記URLが参考になれば幸いです。
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- dulatour
- ベストアンサー率20% (327/1580)
図書館や書店に行くと「古文書判読辞典」というような辞典があります。これを使うと、古い文章の文字が解読できます。書体の違いやくずし方にいろいろとあるのが、分かるでしょう。 ぜひ、見てください。
お礼
ありがとうございます。 『古文書 入門』で検索してみると、興味深いサイトが沢山HITしました。 教えて頂いた情報とともに活用したいと思います。
- OKAT
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要はどれがどんな字か判断出来ないのが最大の理由です。 原因は、達筆・崩し字・誤字・当て字・文字に対する無知識(書き手・読み手とも)・変体仮名等々、様々な書き方が行われているためでしょう。それに文体も漢文の一部だけ取り入れた「候文」という書簡体が多く、「被下度願上候」「仕候間」など、慣れなければ訳が分かりません。「候」などはあまりに多く書くので、「〃」に近い形をしていたりします。しかし、ある程度の「型」が存在しますから、慣れれば読めるのでしょう。 学問や仕事でやっている人は別として、趣味でやる人は言ってみれば暇人ですね。参考までにこのサイトにも質問がありましたが、分かるようなひとはこのサイトを覗いたりしませんから、まず解決しません。 参考までに下記サイトをご覧下さい。
お礼
ありがとうございます。 草書体を幾つか見ましたが、たしかに判別しにくいです。 読めるようになるには経験も必要ということですね。
- maxmixmax
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あなたが行書体や草書体で書かれた文字を読めないだけでしょう。
お礼
ありがとうございます。 そうですね。恥かしながら書体の存在自体知りませんでした。 これから勉強します。
壁の落書き 一応文字の集まりだけど、読めない物もあるでしょ? なんで読めないの? 意匠としてはカッコイイのもカワイイのもあるよね なんで読めないの? 理由は同じだと思う。(達筆の存在理由)
お礼
ありがとうございます。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございます。 なるほど、書体の違いでしたか。