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高校生においての進路の意味とは?
皆さんに質問です。現在私は進路指導論を学んでいるものです。 皆さんは高校生おいての進路決定はどのようなものと考えますか? また現在の高校生にはどのような進路指導が必要だと考えますか?現在の社会情勢などもからめてのいけんだと大変ありがたいです。
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まず第一は、生徒の生活をよく見ることでしょう。 大学生で、進路指導理論を学んでいるから、実際の生徒を見ることができないと言うことかも知れませんが、理論としても、実際の生徒の生活、行動半径などを見ると言う姿勢が必要と言うことが、まず、最初に言われるべきです。 そのためには、実際に生徒と話をしていくこと、放課後の生徒の生活を観察すること、保護者の方と話をすること、家庭環境や経済状態など、具体的に知らないと進路指導にならないことがいろいろあります。 つい先日、NHKのテレビで、大学生が「進路について学んでいて、自己実現がいかにすばらしいものか、自分は学んだ」と発言していて、非常にがっかりしました。もし、その大学生が、「自己実現が、いかに大変で、しかし、それでも意味があり、やりがいのあるもの」のような感じで発言していれば、ああ、なかなかよく勉強しているのかなと思ったのですが、そうではなかったので、単に、夢を見ているなと感じたのです。 自立をすること。世の中のいろいろなことに対して、きちんと自分で判断して、他人を犠牲にせず、他人の犠牲にもならず、生活していくこと。 今の世の中に絡めてのことなら、やはり法制度が急激に変わってきていることでしょうね。主に派遣労働の範囲が非常に広くなってしまい、おかげで、正社員と派遣との差があまりに広がりすぎてしまった。昭和の50年代なら、とても想像ができない雇用形態ですからね。つまり、国会での立法権の行使の結果、社会の実体がいろいろな形で変化していて、それの一つの表れが派遣労働の広まりなのだと言うことを、もっと高校生が知るべきだと思います。そして、だからこそ、投票によって、派遣労働制の是正を求めることも、彼等若い人たちの力によってしかできないことだということを分かってもらいたいですね。国会は、決して、遠い存在ではなく、自分たちの毎日の生活に影響を与えていて、それを変えるのは、やはり、若い人たちの一人ひとりが投票をすることによってやるしかないのだと言うことです。
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- lopk563
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20代の男です。 個人的には高校生の進路決定は、社会人としての進路について考えるものだと考えます。 また現在の高校生に進路指導に必要なもの、すなわち現在の高校生や日本の教育に欠けているものは、単純に「社会人として何でどう食っていくのか」という最も基本的なことだと思います。 現在の高校生の取り巻く情勢や環境は豊かさや教育の目的が失われているがゆえにとても惰性的になっているように感じます。 それゆえに「社会人として何でどう食っていくのか」ということを初め、人生をどう生きていくのか、社会人としての責任とは何であるのか、企業とは何であるのか、といったことへの認識・考えが薄くなってしまい、「興味や目的がない」「何となく進路決定」「自分探し」などといった状態が多くなっているのが現状だと私は思います。 この問題を考えるにはまず教育の目的や定義を明確化することが大切だと私は思います。 すなわち事実上義務教育となっている高校教育も含め、義務教育の役割とは何であるのか、それ以降の高等教育の役割は何であるかということです。 現在20歳で社会人となっていますが、私は義務教育の役割は社会人として生きる為に最低限必要なものを学ぶことだと思います。 そして大学や専門学校などの教育は、社会人として食っていくための具体的なものを学ぶ役割を持つものだと思います(学ぶ必要の無い人は学校に行く必要はないです)。 現在の日本の教育は、このような教育の目的や定義を忘れてしまっていると思います。 つまり大人も分かっていないのです(「学力は大事だ」「勉強しなさい」としか言わない)。 ゆえに子供達も混乱し、子供なりに現在の教育に歪んだ目的を見出し、何となく進路決定をしているのだと私は思います(私も何だかんだいってそうだったと思います)。 ですので現在の高校生達に必要な進路指導は、「あなたは高校を卒業し社会人となった時、何で食べていきますか?」ということを問い、高校卒業後(法律では20だが)自分が社会人として生きかなくてはいけない責任を認識させることがまず大事だと思います。 その上で「あなたは何をし、何で食べていきたいのか。それに現実性はあるのか、よく考えた上なのか、覚悟の上なのか」そしてそこから「その為にはどうしたら良いのか。その為にはどういう学校に行く必要があるのか、進路を取る必要があるのか」といった風に生徒の進路決定をサポートするのが真の進路指導だと私は思います。 現在の教育の目的が明確化していないくては「とりあえず大学へ行っとけ、そこで自分の興味のあることを見つけろ」ということになり、偏差値や知名度で大学などを選ぶだけだと思います。 それでは大学を目的のないまますごす事になり、中退したり卒業してもフリーターになって自分探しという感じになっているのが現在の現象であり傾向だと思います(大企業志向もそうだと思う)。 長くなってしまいましたがこれらのことを踏まえ進路指導するのが良いと私は思います。 ビジネス書ですが参考となるおすすめの書籍のURLも載せときます。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E2%80%95%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%8B%E3%82%89%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%88%BB%E3%81%9B-%E5%A4%A7%E5%89%8D-%E7%A0%94%E4%B8%80/dp/4093873003/ref=sr_1_1/250-9852717-3141831?ie=UTF8&s=books&qid=1182938686&sr=8-1
お礼
大変貴重な意見有難うございます。自分が高校生のころにあなたのような進路指導をしてくれる先生がいたら私はもっとよい人生を歩んでいたのかもしれません。経験を生かしがんばります
お礼
今の時代は大変ですよね。貴重な意見有難うございます。参考にさせていただきます