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国語(品詞・副詞・代名詞)
国語の品詞に関する質問です。 (1)いつ 東京を 出発しましたか。 という文における「いつ」の品詞は何ですか?学校では、どのように分類し、教えていますか? 多くの辞書や『日本文法事典』では、代名詞と考えているようです。 しかし、教科書準拠のある問題集では、「いつ」を呼応(陳述)の副詞と考えているようです。また『国語学新講』(東條操)などでも、陳述副詞と考えているようです。 よろしくお願いします。
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学校では「名詞」と教えています。 正確には「代名詞」ですが、学校では日本語の品詞は10。「代名詞」は「名詞」に含まれます。 「名詞」の条件は、そのあとに「は」「が」をつけると主語になることができる単語だと考えます。 「いつ」に「が」をつけると主語になります。「いつがチャンスだ?」など、そうですね。 「いつ」も「何時」も「明日」も「3時」も同じ「名詞」です。
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- OKAT
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既にNo.2の回答にあるように、学校で教える文法(いわゆる学校文法)では名詞(代名詞を含む)と考えます。 副詞とは、1.自立語である。2.活用がない。3.主として文の成分上「連用修飾語」に用いられる。4.主語となることが出来ない。5.単独では述語になれない。 3.の「主として」というのは、「もっとゆっくり歩け。」のように、他の副詞を修飾すること、「やや東」のように体言を修飾したり、「いったい、誰がそんなことを言い出したのか。」のように、下に来る文全体を修飾することが、例外的にあるからです。 副詞は、品詞分類の上で他の品詞との境界がはっきりせず、「副詞は品詞の『はきだめ』である」と言われるように、雑多なものがここに分類される傾向があります。しかし、逆に「日本文法大辞典・明治書院」の中に、論理を進めていくと、「副詞」は存在しなくなるという、鈴木一彦氏の興味ある説が載っています。 なお、関係ある事項として、いわゆる「コソアド言葉」は、次のように考えます。 「これ・それ・あれ・どれ」「ここ・そこ・あそこ・どこ」「こちら・そちら・あちら」「こっち・そっち・あっち・どっち」は代名詞。 「この・その・あの・どの」「こんな・そんな・あんな・どんな」は連体詞。(ただし「古典文法」では「この」などを代名詞+助詞と考えます。また「こんな」などは「形容動詞」と考える場合もあります。) 「こう・そう・ああ・どう」「こんなに・そんなに・あんなに・どんなに」は副詞。(「こんなに」などを上記と同様「形容動詞」と考える場合もあります。)
お礼
回答ありがとうございました。お礼を書くのが遅くなってしまい、申し訳ないです。
- Parismadam
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こんにちは。 「いつ」は動詞にかかるので、副詞(疑問副詞)になります。 「なぜ」「どこに」「どうやって」も同様です。 これらは、動詞を修飾するので副詞になるのです。 名詞になる疑問詞(疑問代名詞)は、 「何」「どちら」「誰」になります。 これらは、体言として主語などになります。 これらの疑問代名詞や疑問副詞はまた、名詞を修飾すれば形容詞(疑問形容詞)になります。 「何の花」 「いつのこと」 「どこの国」 「どちらの本」 「誰の本」 「いつ」「どこ」「なぜ」といった副詞も、特殊な場合はNo.1、2で回答されているように、名詞になることもあります。 「なぜ、といった問題」 「いつ、を議論する」 しかし、これらは特殊な場合です。一般には副詞とみるのが正しいと思います。 以上ご参考までに。
お礼
毎回丁寧な回答ありがとうございます。お礼を書くのが遅くなって。申し訳ないです。 副詞とみなすほうが、適切なのですか。回答が一致しないのは、やはりまた難儀な問題のようです。 毎回、変な質問ですいません。
- otasuke009
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時を表す言葉は、基本的に名詞とも副詞ともつかない性質を合わせ持つようです。 「今がチャンスだ。」……明らかに名詞。 「今行くよ。」……「行く」を修飾しているわけではないが、文末にかかっている=陳述の副詞。 名詞・副詞の両説が成立する所以です。 では、「いつ」の場合は、というと。 「いつがチャンスだ?」……名詞として使えますね。 「いつ行く?」……陳述の副詞。 両方の説に根拠はあるようですが、 後者を標準的な用法と見れば、副詞と考えるのがよいでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。お礼を書くのが遅くなってしまいました。申し訳ないです。 なるほど、「いつ行く?」を標準的と考えれば、「いつ」は副詞と考えることのほうがいいのですね。
お礼
回答ありがとうございます。お礼を書くのが遅くなってしまい、申し訳ないです。 学校では、名詞と教えているのですね。 参考になりました。ありがとうございました。