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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:多次元正規分布のパラメータに対する仮定(条件))

多次元正規分布のパラメータΣ(シグマ)の仮定について

このQ&Aのポイント
  • 多次元正規分布のパラメータΣ(シグマ)は正値対称行列であるかどうかを知りたい
  • シグマの行列式が正であれば、結果として正値対称であることが示せるのかがわからない
  • 多次元正規分布のモーメント母関数を求め、分散を求める方法もあるが時間がかかる可能性がある

質問者が選んだベストアンサー

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  • adinat
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回答No.2

はっきりいって何が疑問なのか分からない。問題点をもっと明確にせよ。 正規分布を密度から定義するとして、 f(x)=1/{√{(2π)^n|Σ|}}exp{-(x-μ)^tΣ^{-1}(x-μ)/2} と書いたとする。 まずΣが正定値である必要性について。適当な基底の取り替えによって、Σは対角行列と仮定してよいけれども、そうするとexpの部分は、 Πexp(-1/λ_i(x_i-μ_i)^2) となる。λ_iはΣの固有値。だから負の固有値があれば、f(x)は可積分にならない。つまりR^n上で積分すると無限大になる。これはf(x)が確率密度関数であること(R^n上で可積分で、積分値が1)に矛盾する。したがって、Σが対称行列のとき、f(x)が確率密度関数になるためには、Σは正定値であることが必要。このことはもう少し直感的にいうと、基底の取替え(1次の変数変換)によって、確率密度関数が各成分に分離されるが、この各成分がそれぞれ分散λ_iの正規分布になるのです。したがってすべての固有値は正でないと困るというわけ。 次にΣを対称行列にする必然性について。expの中身は、x=(x_1,…,x_n)の2次形式だから、Σ^{-1}が対称行列でないと仮定しても、ある対称行列A^{-1}が存在して、 -(x-μ)^tΣ^{-1}(x-μ)/2=-(x-μ)^tA^{-1}(x-μ)/2 とかける。一般にΣが対称行列でないとき、|Σ|≠|A|であることに注意せよ。そうするとexpの中身をAに置き換えてf(x)をR^n上で積分すると、一般には1にならない。したがって、Σは対称行列と仮定する必要がある。別に対称にしなくても、係数を1/{√{(2π)^n|A|}}に変えれば密度関数になりうるけれども、この場合は、ΣそのものをAにとりかえてもf(x)はまったく同じ分布を定めるから、対称行列に取らなければ新しい分布が出てくる、というわけでもない。 結局、Σを正値対称に取れば、ただひとつの正規分布を定めることが出来るというわけ。

wakabayashiryou
質問者

お礼

本日やっと理解できました。 私の不出来に辛抱強くお付き合い下さり 誠にありがとうございました。 またいつかお目にかかれれば幸いです。 失礼します。

その他の回答 (1)

  • adinat
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回答No.1

1次元の正規分布なら、平均mと分散σ^2で分布が決定されます。分散の定義からσ^2≧0(つまり分散は正値)です。 これとまったく同様のことが多次元正規分布にも言えます。つまり平均ベクトルMと分散共分散行列Σで分布が完全に決定します。Σの定義は、第i,j成分がCOV(X_i,X_j)=E[(X_i-E[X_i])(X_j-E[X_j])]で与えられる行列です。定義から対称行列であることは明らかでしょう。さらに分散が非負であるのと同様に、これが正値であることもすぐに分かります。次のようにやるのが普通です。 対称行列A=(a_{ij})が正値であるとは、任意のベクトルvに対して、Σa_{ij}v_iv_j≧0となることです。内積でかけば、(Av,v)≧0と言っても同じです。さて、共分散の性質から、 ΣCOV(X_i,X_j)v_iv_j=COV(v_1X_1+…+v_nX_n,v_1X_1+…+v_nX_n) ですが、この右辺はv_1X_1+…+v_nX_nの分散ですから、常に非負です。これで証明が終わっています。なお、和はi,jについて、1からnまで取るものとします。 正規分布のパラメータΣとは、分散共分散行列のことなので、これは特に明記しなくても常に正値対称になるというわけですね。

wakabayashiryou
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

wakabayashiryou
質問者

補足

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