ハザール汗国という国がかつて黒海の北岸に存在していました。
でその国はヨーロッパのキリスト教。中東のイスラム教からそれぞれ味方になれ。その証拠として改宗せよと脅迫されていた訳です。しかしその国は基本的には交易で稼いでいた国ですから片方とだけ仲良くなると交易がやり難くなります。
そこでそこの王様が両方と付き合う為に2つの宗教の源となった宗教へ国民総出で改宗しました。暫くはそれで良かったのですがどの国も衰亡から逃れる術はありません。
弱体化したハザール汗国はキリスト・イスラムの両方からタコ殴りにされて滅んでしまいました。
さて、この国の人々は金髪碧眼の白人だったので難民の多くは似たような外見の住民が住むヨーロッパに今で言う難民として流れていきました。そこでは元々ユダヤ人が宗教的にキリスト教と対立していたのに加えキリスト教はお金を扱う金融業は人から利鞘を掠め取る見下げ果てた連中と差別しており同じく差別してたユダヤ人の職業として見下していました。元々ヨーロッパに流れ込んでいたセム系ユダヤ人(昔から中東住民。外見はアラブ人でキリストもその一人)に金髪碧眼のな~んちゃってユダヤ人が加わりました。
難民は仕事は無くお金も無く住む家さえありません。現在でもパレスチナ問題を始めとして難民は流れた先の住民から差別されますが当時は基本的人権の「き」の字さえ無い時代です。となれば当時の難民は凄まじい弾圧を受けていたでしょう。しかもキリスト教はキリスト教徒でなければ人に非ず!!が基本スタンスでしたから火事場にナパーム弾を撃ち込むようなモノです。
これが20世紀まで続きました。
で20世紀になってシオニスト運動(パレスチナの現住民を駆逐して帰ろう運動)が盛んになりWW2後にイスラエルが建国されます。ナチスの迫害(個人的にはあったとは思いますがユダヤ人の主張通りとはちょっと考え難いです。)を隠れ蓑とし西側はナチスを悪役にする思惑を上手に使い酷い手段を用いてやった事も反感を買ってると思います。
原因としてはきっかけとしての宗教的対立。その後の難民問題。それら差別による金融業としての成功と20世紀のイスラエル建国と言った所です。
最後に出てくるであろう反論としてはセム系ユダヤ人とヨーロッパ人との混血は無視出来る位に少なかった事があります。差別されていた事とユダヤ教自体が閉鎖的だった事に拠ります。日本でも被差別部落問題は別の意味で根が深いのですがそれが人種や宗教。難民問題に経済問題が絡めば更に酷い事になると想像できるかと思います。