すこし厳しい回答になりますが御容赦を。
まず短期大学で心理学を専攻できるコース自体が全国に数えるほどしかありません。
私が知っているのは以下の3校です。
■白梅学園短期大学心理学科(東京都小平市)
■東京立正短期大学現代コミュニケーション学科現代コミュニケーション専攻心理コース(東京都杉並区)
■聖母被昇天学院女子短期大学心理学科(大阪府箕面市;ただし2005年閉学)
しかもこのような課程を卒業しても
社団法人日本心理学会の「認定心理士」資格は与えられず(=心理学を専攻したとは見なされない),
取得できる資格は「ピアヘルパー」や「ホームヘルパー」といったものしかありません。
同じ短大なら保育,福祉,看護などのコースでも心理学関連の授業は受けられますし,
国家資格に直結するだけましです。
(ただし看護は以前から3年制ですし,保育や福祉も3年制に移行しつつあります。)
もし心理学の専門職を目指すなら
短大卒業後,4年制の心理学系大学に編入しなければならず,
かえって遠回りになる可能性が高いでしょう。
また「臨床心理士」をはじめとする心理学の専門資格は
民間資格であるにもかかわらず大学院修士課程修了程度を要件とするものが多く,
大学入学から資格取得までに6年以上かかるというのが現実です。
講習の受講によって受験資格を得られる
社団法人日本産業カウンセラー協会の「産業カウンセラー」や
NPO日本教育カウンセラー協会の「教育カウンセラー」といった資格は
心理学専攻でなくても取得が可能ですが,それだけで食べていけるような資格ではありません。
質問者さんの年齢や経済状況を勘案すると
心理学の専門職を目指すには相当の困難があると言わざるを得ません。
加えて
うつの治療が終結していないこと,
また「年齢的に小論文程度の試験等しか合格できないという不安もあります」と
書いていらっしゃるのも気がかりです。
心理学専攻の大学教育においては文献に学ぶこと以上に
実験,観察,調査,面接といった研究法の実習や
データ解析のための統計やプログラミングの学習に時間とエネルギーを割かれます。
半ば理系のようなカリキュラムであって,それなりに体力も必要だということです。
自らが精神的危機を克服した体験を生かして他人様のお役に立ちたいと心理学を志す人は少なくありませんが,
そのような体験は心理学を学んだり心理職についたりするうえで
必ずしもアドバンテージにならないことも知っておいてください。
お礼
本当にありがとうございました。 非常に参考になりました。 全部資料等とりよせ、問い合わせさせていただきます!! ありがとうございました!!!